最近、街で新しいシーシャ屋がオープンするのを頻繁に目にするようになりました。
シーシャ(水タバコ)自体の人気が若者を中心に広がっており、それに伴ってシーシャ屋のオーナーになる人もかなり増えています。
弊社Cyberchillでは、シーシャ店への卸のほかに、シーシャ屋開業に関するコンサルティングも行っておりますが、最近相談をいただくことがかなり増えてきました。
そこで今回は、弊社が持っているシーシャ屋開業のノウハウを全て記事で紹介いたします。
- シーシャ屋開業に必要なもの
- シーシャ屋開業に必要な資金
- 生き残るシーシャ屋さんの作り方、運営方法
上記について詳しく解説していきます。
これからシーシャ屋を開業したい、もしくはすでに開業したてでこれから売り上げを伸ばしていきたいとお考えの方はかなりお役立てできる情報になります。
目次
シーシャ屋開業において必要なもの
今回は、簡単な飲食を提供し、オーソドックスなタバコ葉を使用したフレーバーでシーシャを提供するお店を例にとって説明します。
その場合、シーシャ屋を開業する上で必要になってくるものは以下のものになります。
- 食品営業責任者
- 飲食店営業許可
- タバコ小売販売許可or出張販売免許
- 深夜営業許可
- 防火管理者
シーシャ屋開業において必要なもの1:食品営業責任者
シーシャ屋に関係なく、飲食を提供するお店を開業する場合、そのお店で1人、食品営業責任者というものを配置しなければいけません。
そして、食品営業責任者は食品衛生責任者の資格を取得するために、食品衛生責任者養成講習会を全課程受講する必要があります。
食品衛生責任者養成講習会に関しては、各自自体によって料金や行う時期が変わってきますが、まずはこの講習を受けるところからスタートです。
シーシャ屋開業において必要なもの2:飲食店営業許可
こちらも、シーシャ屋に関係なく、飲食を提供するお店を開業する場合、飲食店営業許可が必要になります。
飲食店営業許可を取得するには、以下の二つの条件を満たしている必要があります。
- 食品衛生責任者の配置
- 施設の構造が基準を満たしているか
1の「食品衛生責任者の配置」に関しては先述したとおり、講習を受けることによって完了するのでそこまで高いハードルではありません。
2の「施設の構造が基準を満たしているか」に関しては大きく以下の点が審査基準となります。
- 扉付きの食品棚が設置されているか
- 厨房と客席が扉などできちんと仕切られているか
- 厨房内に2槽のシンクが設置されているかどうか
- 厨房内とトイレに手を洗う洗面台が用意されているかどうか
- 冷凍庫と冷蔵庫の温度がわかる温度計が設置されているかどうか
- 厨房内のゴミ箱が蓋つきであるかどうか
全て一般の常識範囲内なので、よほど衛生的に無頓着でない限り問題のない項目かと思います。
シーシャ屋開業において必要なもの3:タバコ小売販売許可or出張販売免許
シーシャはあくまでタバコの一種という扱いなので、店舗で商品として提供する際は特別な許可が必要になります。
その際に必要なのは
- タバコ小売販売許可
- 出張販売許可
のどちらかになります。
注意してもらいたいのは、両方ではなく、どちらかがあればとりあえずシーシャ屋を開業することができます。
しかしこの二つの性質は若干異なるものになるのでしっかりと理解しておきましょう。
タバコ小売販売許可とは
財務大臣管轄の、タバコを取り扱うための許可免許が「タバコ小売販売許可」です。
こちらを取得すると、自分の店舗で自由にタバコやシーシャなどを販売することができるようになります。
しかし、こちらのタバコ小売販売許可は、申請してから許可を実際得るまでの道のりがやや長く、ハードルも若干高いです。
申請した結果、審査に落ちてしまう人も一定数います。
そんなときにとても役立つのが、次に紹介する出張販売許可です。
出張販売許可とは
出張販売許可とは、タバコ小売販売許可を持つ業者と業務委託契約を結ぶことで、その契約を結んだ業者のタバコ葉を代わりに販売できるようになるという免許です。
わかりやすく説明すると、例えばシーシャ屋を開業したいAさんがいたとします。
しかしAさんはタバコ小売販売許可を取得することができませんでした。
しかし、弊社Cyberchillはタバコ小売販売許可をすでに持っています。
そしてAさんと弊社Cyberchillが業務委託契約をすることによって、Aさんは弊社のシーシャフレーバーを使用して商売をすることができるようになるわけです。
これは非常に便利で、免許も比較的容易に取得できます。
実際に、タバコ小売販売許可は免許が取得できなかったけど、出張販売許可免許なら取得できたというケースはかなり多いです。
デメリットとしては、業務委託契約を結んだ業者からしかフレーバーを仕入れることができない点でしょう。
例えば先ほどのAさんと弊社Cyberchillの場合だと、Aさんは弊社から卸価格で購入したフレーバーした店舗で取り扱うことができません。
業務委託を結ぶ業者の精査はしっかり行った方が良いでしょう。
ちなみに弊社は系列実店舗の出張販売免許を貸し出せます。費用は月額2980円です。
シーシャ屋開業において必要なもの4:深夜営業許可
こちらは深夜0時以降の営業をする場合のみ必要になります。
管轄警察に深夜営業の届出を出す必要があります。
こちらは主に以下3つの項目で審査される形になります。
- 立地
- 施設の内装
- 接待・深夜遊興をしているかどうか
例えば立地が住居地域だったり、客室の内部の見通しを妨げるようなものがある店舗だと許可が降りない可能性があります。
シーシャ屋開業において必要なもの5:防火管理者
こちらは全てのお店が対象ではなく、30人以上が収容できる大きなお店をオープンする場合のみに限られます。
初めてシーシャ屋を開業する場合、そこまで大きな箱を用意するのはオススメしていないし、実際にそのような店舗をいきなり開業するケースもレアなので、今回は気にしなくても大丈夫でしょう。
シーシャ屋開業に必要な資金
シーシャ屋を開業するにあたって必要なものは大きく分けて二つです。
- 店舗の物件
- シーシャ機材などの関連備品
そして、その前提で、シーシャ屋開業において必要な資金は大まかに以下の計算式で考えておけばおおよそズレた数字じゃなくなります。
契約する物件の家賃×12+シーシャなどのもろもろの機材費用
詳しい内容を「店舗の物件」と「シーシャ機材などの関連備品」に分けて説明していきます。
シーシャ屋の開業資金:物件について
物件に関しては正直、物件オーナーや不動産会社によっても大きく異なります。
今回紹介するのも、マックスで考えておけば問題ないかなという例を紹介します。
基本的にシーシャ屋の物件は初期費用として
敷金(家賃の2ヶ月分)+礼金(家賃の2ヶ月分)+補償金(家賃の10ヶ月分)
がかかってきます。
敷金や礼金に関しては一般的な賃貸物件とそこまで変わらないと思いますが、大きく異なる点が補償金です。
というのも、シーシャの場合、火や炭を使って楽しむ嗜好品なので、どうしても火災のリスクをオーナーは考えます。
そうなったときに補償金を要求されることが多く、これがだいたい家賃の10ヶ月分ということが多いです。
補償金の度合いや、敷金礼金はもっと安かったり、そもそもなかったりする場合もあります。
そうすると逆に不動産会社との仲介手数料が大きく乗っかってくるケースもあります。
いずれにしろ、家賃の12ヶ月分は見ておくのが1番間違いがないです。
例えば東京や大阪で小規模の物件を借りる場合は、家賃相場が20万〜30万くらいとしたら、物件の初期費用は240万円〜360万円ほどを見ておくのが間違いないでしょう。
シーシャ屋の開業資金:シーシャ機材などの関連機材
シーシャ屋を開業するにあたって用意しなければならないのがシーシャ本体だったり、ボウル、ヒートマネジメントシステム、などの関連備品が必要になってきます。
ざっとあげると以下のものが必要になります。
- シーシャ本体
- ボウル
- ヒートマネジメントシステム
- フレーバー
- マウスピース
- トング
- 炭
シーシャ本体
シーシャ本体とは、シーシャの機材で1番メインとなる部分のボトルやパイプがセットになっている部分のことです。
さまざまなメーカーがさまざまなデザインのものを出しています。
値段はメーカーによってまちまちですが、店で提供するレベルの機材であれば一台¥25,000〜¥40,0000ほどは少なくとも見ておいた方が良いでしょう。
以下の記事で、オススメのシーシャ本体メーカーを紹介しています。
ボウル(ハガル)
ボウルとは、シーシャを楽しむための「フレーバー」と呼ばれるタバコ葉を敷き詰めるパーツです。
さまざまなデザインがあり、ファッション性がある器具なので自分の個性を出しやすいパーツになります。
2,000円~4,000円ほどの費用をみておけばある程度クオリティの高いものを手に入れることができます。
以下の記事でおすすめのボウルを素材ごとに紹介しています。
フレーバー
フレーバーは、シーシャの煙を楽しむタバコ葉です。
さまざまなメーカーから、さまざまな味のフレーバーが発売されており、選ぶフレーバーによって、シーシャの味がガラッと変わってきます。
おおよそ50グラム¥1,000〜¥2,000ほどで手に入ります。
以下の記事でオススメのシーシャフレーバーを細かく解説しています。
【2022年最新】おすすめシーシャフレーバーランキング【入門からマニアックまで完全網羅】
炭
炭はシーシャフレーバーを熱すために必要なものです。
色々な種類の炭がありますが、基本的に「ココナッツチャコール」の炭を用意しておけば全く問題ありません。
逆にそれ以外の炭は使用しない方がよいです。
費用は¥1,000ほどになります。
以下の記事でシーシャの炭について詳しく解説しています。
マウスピース
お店で提供する場合、マウスピースは必須です。
複数人で口をつけても問題なくシーシャを楽しむことができるし、場合によっては、マウスピースのおかげで、煙の味が良くなるケースもあります。
パックのものであれば100個¥1,500で販売していたりします。
以下の記事でシーシャのマウスピースに関して詳しく解説しています。
シーシャのマウスピースで味はどれくらい変わる?初心者向けに徹底解説!
シーシャ屋を開業し、長く成功させる秘訣
ここまでシーシャ屋を開業するにあたって必要なものをざっとまとめてきました。
しかし、せっかく開業できたのに、あまり繁盛せず、途中で潰れてしまっては意味がありません。
シーシャ屋を長く成功させるためには、ただ開業するだけでなく、店内のオペレーション、ブランディング、マーケティングなど、色々なことを考える必要があります。
以下の記事で、シーシャ屋を開業させたあとに、長く成功させる秘訣をまとめているので合わせてお読みください。
まとめ
今回はシーシャ屋を開業するにあたって必要なものと資金をまとめました。
ましょう!
弊社Cyberchillではシーシャ屋の開業支援を行っています
弊社Cyberchillではシーシャ屋の開業支援、コンサルを行っております。
主に手助けできる内容としては以下になります。
1:弊社お取り扱い商品の卸売り
2:シーシャ屋開業支援
系列実店舗の出張販売免許を貸し出せます。費用は月額2980円です。輸入用小売用と2種あるのでお取り扱いできないブランドはなく商品は今後も増やします。
3:オペレーション指導ご相談
コンカフェ寄りの店舗も出現しメイドも作れるのを見る限り誰でもできるように思えます。
しかし実はシーシャは技量の差がかなり出ます。他店をみてもワンオペ店主の方が明らかに美味い傾向があるのは量が質を担保していると言わざるを得ません。弊社は年間に2千本以上作っている技術者がおり、最新ギアやフレーバーの入手も早く試行錯誤をしていますから一歩進んでいます。ノウハウ提供可能です。置いておくべき定番フレーバーの提案からコンセプトに合わせたメニュー表の提案もできます。
4:輸入代行/自社ブランド製品構築、名入れ、OEMのコンサルティング
※提案も可能ですが相手国、企業を指名して頂ければ交渉します。
ブランド名や店舗名を刻印したギアがあるだけでブランディング力が違います。
5;開業における手続相談/税務相談
顧問弁護士/税理士のバックアップの元、当社がもつ知見からのアドバイスを致します。予算を抑えてギリギリの開業の際の保健所の検査の勘所もご教示します。
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今回の記事を見て、シーシャ屋を実際に開業したいとお考えの方は是非一度ご相談ください。
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