近年、若者を中心にシーシャの人気がますます増しています。
それに伴い、街で見かけるシーシャ屋の数が増えたように思います。
弊社Cyberchillはシーシャ屋の開業コンサルや支援などを行っていますが、弊社にいただく相談もかなり増えています。
そして、コンサルや支援をさせていただく際によくいただく質問として
「シーシャ屋は儲かりますか?」
「どのようにしたら儲かりますか?」
「失敗しない、長く続くシーシャ屋を開業するコツを教えてほしい」
などといった質問をいただきます。
シーシャ屋が儲かるかどうか、成功して長く続くかどうかに関しては、多数のシーシャ屋開業のコンサルティングをしてきた弊社なりの明確な答えがあります。
今回はそんな、「儲かるシーシャ屋の作り方」に関して記事で説明していきます。
目次
儲かるシーシャ屋を作る5ステップ
勢いだけで開業してしまっては、儲かるシーシャ屋、長く続くシーシャ屋を作ることはできません。
以下の5ステップに沿って、戦略的に行うことで、長く続くシーシャ屋を作ることができます。
- お店のコンセプトを決める
- ターゲットのペルソナを決める
- オペレーションを決める
- 必要なものを発注する
- 集客していく
儲かるシーシャ屋を作るステップ1:お店のコンセプトを決める
まず最初に理解してもらいたいのは、儲かるシーシャ屋を作る上でかなり重要なのが、ステップ1のコンセプトを決めることです。
ここがブレてしまうと、あとのステップが全てブレてしまうことになるので注意しましょう。
コンセプト設定とは、店の方向性を決めることです。
具体的な例をあげると以下になります。
- ロシア製のシーシャにこだわった、とにかく玄人向けのヘビーな煙を吸える店
- ジェンガやボードゲームなどがある、わいわい楽しめる空間
- 風を感じたり、海の雰囲気を味わえる、とにかくチルな空間
などなど、自分がお店を通して、お客様に提供したい価値観や雰囲気のことです。
コンセプトを決めるときは、一旦お客様のことは考えずに、自分が好きな雰囲気、自分が提供したい価値で考えるのがベストです。
そのほうがより尖ったコンセプトが作れたり、自分の納得したコンセプトでお店を作ることできるので長く継続して店舗運営ができるようになります。
- 高級路線なのか、コスパ重視なのか
- リラックス重視なのか、綺麗な空間重視なのか
このあとの工程は全て、このステップ1で決めたコンセプトを元に進んでいくのでじっくりと考えて納得するものにしていきましょう。
儲かるシーシャ屋を作るステップ2:ターゲットのペルソナを決める
ステップ1でコンセプトを決めたら、そのコンセプトが1番刺さる顧客層を鮮明にイメージして設定していきましょう。
この鮮明にイメージした顧客層のことを「ペルソナ」と呼びます。
ペルソナの例は以下のような形です。
性別:男性
年齢:27歳
職業:フリーランスの映像クリエイター
趣味:スケボー
普段していること:スケボーやスノボー、パルクールなどのアクロバティックなスポーツのかっこいい映像を撮影、編集している
好きもの:おしゃれな空間、ストリート風が好み
などなど、上記であげた設定よりも、もっと細かく、鮮明にその人の顔が具現化して目の前に見えるくらい設定をしていきます。
これはかなり重要な作業で、ここで設定したペルソナをどのようなサービスで喜ばせるか、このペルソナが自分のシーシャ屋に興味を持って来店してもらうためにはどのようにすれば良いか?
を今後考えていきます。
ペルソナは広く考えず、特定のこの人1人!と絞り込めるくらいまで細かく考えていく必要があります。
儲かるシーシャ屋を作るステップ3:オペレーションを決める
コンセプト、ペルソナが決まったらそれをもとにオペレーションを決めていきます。
オペレーションとは主に
- 座席数
- 価格
- 支払い方法
などを指します。
例えば、高級路線のシーシャ屋をコンセプトにして、ハイエンド層でわりかしシーシャに精通している中級者以上をペルソナと設定した場合、座席数は少し少なめ、その分高級路線の機材、フレーバー、を使用するので価格は少し高め、支払い方法はハイエンド層がメインかつ、締め作業の簡略化のためにカード決済のみにする。
など、コンセプト、ターゲットに合わせたオペレーション方法を設定していきます。
儲かるシーシャ屋を作るステップ4:必要なものを発注していく
ここからは必要なものを発注していきます。
必要なものとは、
- シーシャ機材
- フレーバー
- 家具、インテリアなど
のことを指します。
ここも、ステップ1、2で決めた、自分のシーシャ屋のコンセプトとペルソナから逆算したものを設計していきます。
例えば、シーシャ屋っぽくない、近未来的な雰囲気のコンセプトにした場合は、シーシャ機材のデザインもそのコンセプトに合うものを選んでいく必要があります。
フレッシュで快適な空間をコンセプトにしているのであれば、ノンニコチンノンタールのフレーバーを仕入れるなど、シーシャ屋のコンセプト、ペルソナからブレない商品を発注して、お店の設計を進めていきましょう。
儲かるシーシャ屋を作るステップ5:集客をしていく
ここまできて、いよいよシーシャ屋を開店できる段階にきたらお客様を集客していきましょう。
現代だと、アナログの集客方法よりも、ネットを使ったWeb集客が主流です。
主な方法は以下に挙げられます。
- MEO
- SNS
- SEO
- 広告
- 公式LINE
シーシャ屋の集客方法1:MEO
MEOとは簡単に説明すると、グーグルマップで表示されやすくなるように対策することです。
例えば、東京の渋谷でシーシャ屋を開業したときに、グーグルマップで「渋谷 シーシャ」と調べて検索上位に上がってくるだけで、来店してもらえる大きなきっかけとなります。
また、良いレビューが並んでいたりすると検索上位が上がりやすくなったり、検索上位のシーシャ屋どうしで比べたときに、ライバルに勝ちやすくなったりします。
レビューをしてくれたお客様にクーポン券を配るなどして、積極的にGoogleマップにレビューをしてもらえる仕組み作りをしていきましょう。
シーシャ屋の集客方法2:SNS
現代で、特に若年層のターゲットに有効な手段がSNSです。
インスタグラムやツイッターを活用して、お店のアピールやシーシャにまつわる役立つ知識を配信していくと集客の手段として有効です。
ポイントとしては、お店のアピールばかりをするのではなく、設定したターゲット、ペルソナが知っていて役に立つ情報をどんどん配信することです。
そうすると、SNSのアカウントをフォローしてもらえて、それがきっかけであなたのシーシャ屋に来店することに繋がります。
シーシャ屋の集客方法3:SEO
SEOはGoogleの検索順位で上位に表示されるように対策することです。
先述したMEOと同じような効果を発揮します。
例えば、東京の渋谷にシーシャ屋を開業した場合、Google検索で「渋谷 シーシャ」と検索した際、上位に自分のシーシャ屋のページが表示されているとそれだけでかなりのアドバンテージになります。
それだけでなく、幅広いキーワードで上位表示することで、あなたのシーシャ屋に来店するきっかけになります。
例えば「シーシャ 吸い方」などで検索して、シーシャの吸い方に関して詳しく記述されている記事があなたのシーシャ屋のWebサイトだったら、そこから来店につながる可能性も出てきます。
シーシャ屋の集客方法4:広告
自分のシーシャ屋に来店してもらうきっかけとして、「広告経由での来店」があります。
例えばインスタグラム、ツイッターなどのSNS広告から、Google検索の際に表示されるリスティング広告までさまざまです。
現在は広告出稿のプラットフォームも、かなり簡易的に広告を出稿できるようになっているので初心者の方でも資金さえあればすぐに広告を出稿できるでしょう。
シーシャ屋の集客方法5:公式LINEの活用
公式LINEとは、普通のLINEと違い、特殊なメッセージや、LINE内でクーポン、スタンプカードなどを出せるものになります。
こちらは友だちをどんどん集めていくことで、一斉通知のメッセージを配信できます。
それにより例えば「雨の日割引」などをメッセージで通知して来店を促すといった施策も取れます。
儲かるシーシャ屋を作る上での大事な考え方
儲かるシーシャ屋を作る上で、大事な5ステップ以外に、よくある質問かつ、大事な要素である項目について説明していきます。
具体的には以下の5つになります。
- 出店先の考え方
- 座席数の考え方
- 発注する機材の数
- 従業員の立ち振る舞い
- シーシャに関する知識
儲かるシーシャ屋の大事な要素1:出店先の考え方
儲かるシーシャ屋を作る上で出店エリアはとても大事になってきます。
結論、どのエリアに出店したとしても儲かるシーシャ屋を作ることは可能です。
ただし、ここでも重要になってくるのが自分のシーシャ屋のコンセプトです。
自分の出店するエリア内に、なるべく自分のシーシャ屋のコンセプトとかぶるお店がないように注意しましょう。
逆にいうと、コンセプトさえ被っていなければ、東京は渋谷、大阪はなんばなどの激戦区に出店したとしても十分勝負していけます。
儲かるシーシャ屋の大事な要素2:座席数の考え方
シーシャ屋の店舗規模を考えるときは、不動産の坪数で考えるよりも、シーシャ屋の席数で考えることをオススメします。
また、初めてシーシャ屋を始める際は、まず一つの店舗をしっかり形にしていくことが重要です。
そのため、いきなり大箱を契約してたくさんの席数を置くのではなく、多くても20席くらいのミニマムから初めていくのがリスクが少ないです。
儲かるシーシャ屋の大事な要素3:発注する機材の数
よく、シーシャの数は何個くらい用意するのが適正ですか?といった質問をいただきます。
簡単な計算方法があり、席数➗2で考えていくと基本的に間違いがないです。
例えば20席ある場合、席数➗2で10個のシーシャが必要ということになります。
儲かるシーシャ屋の大事な要素4:従業員の立ち振る舞い
儲かるシーシャ屋を作る上で、従業員のコミュニケーション力は非常に大事です。
元々シーシャは人との繋がりが深く形成される文化があります。
シーシャ屋をリピートするときも、味や立地より、従業員との親密さで選ぶことが非常に多いです。
とにかくお客様と仲良くなって損することはないので、徹底的にお客様と仲良くなれるように意識しましょう。
儲かるシーシャ屋の大事な要素5:シーシャに関する知識
儲かるシーシャ屋を作る上で大事な要素として、自分のお店で提供しているものは自信を持って完璧に内容を理解して説明ができる状態にあることがとても重要です。
少なくとも自分のシーシャ屋で提供しているフレーバーは自分でも全部吸って味の特徴などを理解しましょう。
まとめ
今回は儲かるシーシャ屋の開業方法に関して説明しました。
色々と長く説明しまいたが、1番大事なことはとにかく目の前のお客さんと徹底的に大事にすることです。
儲かっているシーシャ屋は、どの店舗も共通してこれができています。
お店にきていただいたお客様、一人一人を徹底的に大事にして喜ばせる。
これをしっかり継続して行うことで、勝手にお店の売り上げは伸びていきます。
また、今回は主に「儲かる」という部分に焦点を当てましたが、実際にシーシャ屋を開業するときは、色々と用意しなければならないものがたくさんあります。
以下の記事で、シーシャ屋を開業する際に必要なものをまとめていますので、是非ご参考にください。
【シーシャ専門店が解説】シーシャ屋を開業するのに必要な許可と資金まとめ
弊社Cyberchillではシーシャ屋の開業支援を行っています
弊社Cyberchillではシーシャ屋の開業支援、コンサルを行っております。
主に手助けできる内容としては以下になります。
1:弊社お取り扱い商品の卸売り
2:シーシャ屋開業支援
系列実店舗の出張販売免許を貸し出せます。費用は月額2980円です。輸入用小売用と2種あるのでお取り扱いできないブランドはなく商品は今後も増やします。
3:オペレーション指導ご相談
コンカフェ寄りの店舗も出現しメイドも作れるのを見る限り誰でもできるように思えます。
しかし実はシーシャは技量の差がかなり出ます。他店をみてもワンオペ店主の方が明らかに美味い傾向があるのは量が質を担保していると言わざるを得ません。弊社は年間に2千本以上作っている技術者がおり、最新ギアやフレーバーの入手も早く試行錯誤をしていますから一歩進んでいます。ノウハウ提供可能です。置いておくべき定番フレーバーの提案からコンセプトに合わせたメニュー表の提案もできます。
4:輸入代行/自社ブランド製品構築、名入れ、OEMのコンサルティング
※提案も可能ですが相手国、企業を指名して頂ければ交渉します。
ブランド名や店舗名を刻印したギアがあるだけでブランディング力が違います。
5;開業における手続相談/税務相談
顧問弁護士/税理士のバックアップの元、当社がもつ知見からのアドバイスを致します。予算を抑えてギリギリの開業の際の保健所の検査の勘所もご教示します。
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今回の記事を見て、シーシャ屋を実際に開業したいとお考えの方は是非一度ご相談ください。