こんにちは、CyberChillです。
シーシャ屋を運営するうえで、「優秀なスタッフを採用すること」 は、店舗の売上や顧客満足度だけでなく、資金繰りの安定や不正リスクの回避 という点でも極めて重要です。
特に、小規模経営が多いシーシャ業界では、採用のミス=経営リスク につながることが多く、後から「横領されていた…」「シフトを勝手に操作していた…」と気づいても、手遅れになるケースが多々あります。
そこで今回は、シーシャ屋が優秀なスタッフを採用するためのポイント を徹底解説します。
「そもそもどんな人を採用すればいいのか?」から、「採用の見極め方」、「最終的にお店に定着してもらうためのコツ」まで、今日から実践できる具体策をお伝えします。
目次
① どんな人を採用すべきか?シーシャ屋スタッフに求める条件
シーシャ屋のスタッフには、単に接客ができるだけではなく、誠実さや信頼感 が求められます。特に経営者が現場にいない時間帯もある場合、スタッフの管理能力や金銭感覚 は極めて重要です。
チェックすべき資質
✅ お金に対する誠実さ(レジ・在庫管理が正確にできる)
✅ 責任感が強く、勝手な判断をしない(勝手にシフト変更や価格変更をしない)
✅ 長期間働く意思がある(短期で辞めると経営が不安定になる)
✅ SNS炎上リスクを理解し、店舗イメージを守れる(スタッフの軽率な発信が店の評判に影響する)
シーシャ屋に特化したチェック項目として
- 「シーシャの知識がある or 興味があるか?」
- 「長時間の接客業務に耐えられるか?」
- 「オペレーションを覚えるのが早いか?」
- 「外国人客にも対応できるか?」(都心部や観光地の場合)
これらを見極めることが、採用の第一歩です。
② 応募段階で「地雷スタッフ」を見抜く方法
採用の失敗は、99%が「面接前」の段階で回避できます。
ここでは、採用を成功させるために「応募時点で確認すべきポイント」を紹介します。
✅ 応募フォーム・履歴書で見るべきポイント
- 職歴の空白期間が長すぎないか?
→ 長期間無職だった場合、勤続意欲が低い可能性がある - 1~2ヶ月で転職を繰り返していないか?
→ 短期離職の傾向があると、すぐに辞める可能性が高い - 前職がキャバクラ・ホスト・風俗などの場合は要注意
→ 金銭感覚がズレていることがあり、横領リスクが高まる - 趣味が「ギャンブル」「パチンコ」「FX・仮想通貨投資」の場合は要警戒
→ 資金難に陥り、売上金を流用するリスクあり - シフトに「週1〜2回希望」など低頻度希望の場合はNG
→ シフトに責任感がなく、運営の安定性を欠く可能性大
特に「金銭トラブルを抱えたことがある人」は要注意です。
「貯金がない」「借金がある」など金銭管理ができていない人は、レジの金を誤魔化す可能性が高くなるため、慎重に判断する必要があります。
③ 面接で横領しない人材を見極める質問
履歴書では判断できなくても、面接で適切な質問をすれば「信用できる人材か?」を見抜けます。
❌ NG質問
- 「お金に関するトラブルを起こしたことがありますか?」
→ この質問に「はい」と答える人はいません。正直に答えるとは限らないため、具体的な質問に落とし込むことが重要 です。
✅ 効果的な質問例
-
「前職の職場では、現金管理やレジ操作を担当しましたか?」
→ 「いいえ」と答えた場合、そもそも金銭管理経験がないため、慣れない仕事でミスをする可能性あり。 -
「前職でお金の扱いに関するトラブルを目撃したことはありますか?また、そのときどう対応しましたか?」
→ ここで適切な対応を話せるかどうかが、責任感の有無の判断材料になります。 -
「仮に、お客様からお釣りをもらいすぎてしまったらどうしますか?」
→ 店のルールに従って処理するか、即座に報告する意識があるかをチェック。 -
「もし職場で誰かが不正行為をしているのを見たらどうしますか?」
→ 「見て見ぬふりをする」という回答なら要注意。「店長に報告する」など適切な判断ができるかが重要。
④ 採用後の管理体制を徹底する
採用時点でしっかり選んでも、油断せず 「不正できない環境を作る」 ことが大切です。
🔹 給与体系を見直す
- 時給だけでなくインセンティブ制度を設ける
- 例:「売上目標を達成したら時給+◯円」
- 不正で現金を抜くより、真面目に働いた方が得と感じさせる。
🔹 定期的な面談を行う
- スタッフとの定期面談(1ヶ月に1回程度)を実施
- モチベーションの低下がないか確認し、問題を早期に把握
- 給与不満やストレスのサインを見逃さない
🔹 売上・レジ管理の透明化
- 売上金は毎日、責任者2名でチェック
- 現金比率を減らし、キャッシュレス決済を推奨
- スマレジなどのシステムを活用し、リアルタイムで売上管理
まとめ:採用を厳選することで、横領リスクは大幅に減らせる!
以上までが一般論です。
必殺技を紹介します。
✅ LINEアカウント名を確認する(これだけで半分は見抜ける)
例:
❌ 「ゆ~た」「○○🐍💰」「まじ卍」 など、不自然な表記・当て字が多い
❌ 極端に短い or 長すぎる(例:「T」や「🐉龍の末裔🐉」)
💡 理由:
- 金銭感覚がルーズだったり、トラブルを抱えている可能性がある
- 「ゆ~た」みたいに崩した名前のアカウントは、意図的に身元を隠そうとしているケースが多い
- 普段使っているLINEアカウントを隠して、サブアカで応募する人も要注意
→ 採用時に「LINEアカウントを見せてもらえますか?」と聞いて、登録名をチェックするだけで、多くの怪しい応募者を排除できます。
✅ SNSを見せてもらう(これでヤバい人を100%防げる)
Instagram、X(旧Twitter)、TikTok などの普段使っているSNSを見せてもらうことが超重要です。
「見せられない」と言う人は、それだけで危険だと思ってOK。
見るべきポイント:
❌ ギャンブル・パチンコ・競馬の投稿が多い(金銭管理がルーズ)
❌ 「今日も爆飲みw」「オールでぶっ飛んだww」などの投稿がある(酒癖が悪い、仕事に影響する可能性)
❌ 反社っぽい人と映っている写真(トラブルに巻き込まれるリスク)
❌ 「◯◯店のオーナーがクソ」など、元職場の愚痴を書いている(すぐに悪口を言うタイプ)
❌ 「#給与未払い #ブラック企業」などの投稿がある(過去に問題を起こしている可能性)
💡 理由:
- シーシャ屋は閉店作業でスタッフのみになる時間が多いため、信用できない人物がいると売上金やフレーバーが消える
- 採用してから不正が発覚するよりも、事前に「問題を抱えている人」を避けた方が圧倒的に楽
→ 「採用時にSNSを見せてもらえますか?」と聞くのは最も簡単で確実な審査方法
シーシャ屋の経営は、売上管理がシンプルなようでいて、現金管理が甘くなると横領が起きやすい環境 です。
しかし、適切な人材を採用し、採用後も管理を徹底することで、このリスクを最小限にすることができます。
CyberChillでは、シーシャ屋経営者向けに、採用戦略・スタッフ管理・不正防止の無料相談 を実施しています。
「採用のコツをもっと詳しく知りたい」「今のスタッフの管理に不安がある」という方は、ぜひ一度ご相談ください。