ゆっくり解説 ヴェポライザーまとめ





ゆっくり解説:シャグ×ヴェポライザー


目次

ゆっくり解説:シャグ×ヴェポライザー

霊夢:「ねえ魔理沙、最近タバコ代が高すぎて泣きそうなんだけど…」

魔理沙:「ああ、毎年のように値上げで一箱が500円超えだもんな。財布に大打撃だぜ。」

霊夢:「このままだと私の賽銭箱もスカスカよ…。でもそんな喫煙者の悩みを救う救世主があるの。知ってる?その名もドライハーブヴェポライザー!」

魔理沙:「ヴェ、ヴェポライザー?何だそれ、美味しいのか?…って食べ物じゃなさそうだな。」

霊夢:「もう、食べ物じゃないわよ!ヴェポライザーはタバコ葉を燃やさずに加熱して吸うためのガジェットよ。最近密かに注目されてて、タバコ代や健康面でメリットが大きいって噂なの。」

魔理沙:「へえ、それは興味出てきたぜ。タバコ代が安くなるなんて本当か?詳しく教えてくれよ!」

霊夢:「もちろん!今日は『なぜ日本でシャグをヴェポライザーで吸う用途が普及しているのか』について、私と魔理沙でゆっくり解説していくわ。最後までゆっくりしていってね!」

ヴェポライザーとシャグの歴史

魔理沙:「まずヴェポライザーって一体いつ頃からあるものなんだ?歴史を教えてくれ。」

霊夢:「ヴェポライザーの歴史は意外と古いのよ。元々は海外で医療用ハーブを煙を出さずに吸引する目的で開発されたのが原型と言われているわ。例えば医療大麻なんかを高齢者でも安全に吸えるように…という用途ね。火を使わず加熱するから煙じゃなく蒸気で有効成分を吸入できる。それが1990年代末〜2000年代初頭には専門デバイスとして登場していたの。」

魔理沙:「医療用ハーブって…もしかしてアレか?に、日本じゃ御法度の…」

霊夢:「コホン、とにかく海外では“ハーブ用デバイス”として普及が始まったの。ドイツ製の『ボルケーノ』なんて大型ヴェポライザーが2000年代に有名になったりしたわね。その後、小型で持ち運べるポータブルヴェポライザーも欧米で次々出てきて、ハーブ愛好家や一部タバコユーザーに広まっていったのよ。」

魔理沙:「ふーん。じゃあ日本ではどうだったんだ?日本じゃ医療用大麻はないし、ハーブ吸う文化もあまり聞かないけど…。」

霊夢:「その通り、日本では法律上そういったハーブ用途はないから、長らくヴェポライザーはあまり注目されていなかったわ。だけど手巻きタバコ用の葉=シャグの文化は昔から細々とあったの。紙巻きタバコを自分で巻いて吸うマニアな人たちが使う刻みタバコね。」

魔理沙:「シャグって手巻き用の刻みタバコ葉のことか。どっちかと言うとパイプとか巻紙で吸うイメージだな。」

霊夢:「そうね。日本では昭和の時代からパイプ愛好家が葉っぱを加熱して楽しむことはあったし、シャグ自体は売られていたわ。でも一般的には紙巻きタバコが主流で、シャグはニッチな存在だったの。」

魔理沙:「じゃあヴェポライザーが日本で本格的に使われ始めたのはいつ頃なんだ?」

霊夢:「転機は2010年代後半よ。まず2016年頃からフィリップモリス社のアイコス(IQOS)が登場して『火を使わない加熱式タバコ』が一気に普及したでしょう?あれで『燃やさなくてもニコチンを吸える』って概念が一気に広まったの。アイコスやグロー、プルームテックなどが大ヒットして、喫煙スタイルの多様化が始まった。」

魔理沙:「確かに、アイコスが出たときは周りの喫煙者が次々乗り換えてたぜ。煙が出なくて匂いも少ないって話題になったな。」

霊夢:「その流れで、一部の好奇心旺盛な人たちが『アイコスのように、市販のタバコ葉でできないか?』と考えたの。ちょうど海外では小型ヴェポライザーが色々出ていたから、それを輸入したりAmazonで買ったりして試す人が現れたのよ。」

魔理沙:「なるほど、DIYで加熱式タバコってわけだな。」

霊夢:「ええ、実際2017年前後からネットの掲示板やSNSで『ヴェポライザー』って言葉を見かけるようになったわ。最初はマニアックだったけど、紙巻きをカットして使える手軽さや驚きのコスパが口コミで広がり始めた。2018年頃にはAmazonのタバコ関連デバイスランキングでWEECKE社の『C-VAPOR3』というヴェポライザーが上位独占したこともあるの。」

魔理沙:「へえ、もうそんな頃には日本でも人気商品が出てたのか。」

霊夢:「そう。つまり海外では医療・嗜好ハーブ目的で発展→日本ではそれをタバコ葉に転用して普及という歴史ね。今では『第4の加熱式タバコ』なんて呼ばれることもあるくらい、日本でも認知が進んできているわ。」

魔理沙:「第4の加熱式タバコ…確かに、紙巻き、電子タバコ、アイコス系に続く第4の選択肢って感じだぜ。」

霊夢:「うん。そしてシャグもヴェポライザー人気とともに注目度が上がったわ。元々コアな愛好家向けだった手巻きタバコ用シャグが、今じゃヴェポライザーの相棒として売上が伸びているの。スーパーやタバコ屋でシャグの品揃えが増えたり、新製品が次々登場したりしているわね。」

魔理沙:「歴史を聞くと、なんだかロマンを感じるな。海外のハーブ用デバイスが日本で節約タバコデバイスに変身したってことか!」

霊夢:「ふふ、そういうこと!合法的にタバコ葉を使う分には全く問題ないし、日本独自の進化を遂げているわね。」

なぜ日本でシャグ×ヴェポライザーが人気なのか?

魔理沙:「それで、本題の“なぜ日本でシャグ×ヴェポ”が人気なのかって部分だけど、やっぱり一番はコスパか?」

霊夢:「そうね、最大の理由はコストだと思うわ。日本はタバコの値上げが激しくて、一箱600円近い銘柄も珍しくないでしょう?ヴェポライザーを使うとタバコ代が驚くほど安くなるの。例えば、市販の紙巻きタバコ1本をヴェポライザー用に4〜5等分して使えちゃうから、単純計算でタバコ代は1/4〜1/5になるのよ。」

魔理沙:「1/4!?毎月タバコに2万円使ってる人なら5000円くらいになるってことか?そりゃデカいぜ!」

霊夢:「でしょ?実際、1日1箱ペースの人がヴェポライザーに切り替えて月に数万円節約できたなんて話もザラよ。シャグ自体、紙巻きより税金が安いしね。日本の税制だと刻みタバコ1gを紙巻き1本と見なして課税するの。だけどヴェポライザーで使うシャグは1回あたりせいぜい0.2〜0.5g程度だから、結果的に支払う税もグッと少なくなるわ。」

魔理沙:「税金の面でも有利ってわけか。なるほど、コスパ最強と言われるのも頷けるぜ。」

霊夢:「次に法規制の理由も大きいわ。日本では電子タバコ用のニコチンリキッドの販売が法律で禁止されてるのは知ってる?」

魔理沙:「ああ、ニコチン入りのVAPEリキッドは薬機法の関係で店頭じゃ買えないんだよな。個人輸入で入手するしかないって聞いたぜ。」

霊夢:「そう。だから海外みたいにニコチン入り電子タバコ(VAPE)が普及しなかったの。そこで出てきたのが加熱式タバコ(アイコス等)だけど、それに続いてシャグ×ヴェポライザーが“ニコチンを摂る新手段”として注目されたのね。合法かつ手軽にニコチンを取れる方法として、日本ならではの人気理由よ。」

魔理沙:「リキッドのニコチンは禁止だけどタバコ葉はOKって、ちょっと不思議なルールだが…その穴を突いた感じだな。」

霊夢:「法律的には全く問題ないから、ある意味グレーではなく真っ白よ!20歳以上ならシャグを買ってデバイスで吸うのは完全に合法。だから安心して使えるわ。」

魔理沙:「法律クリア、コスパ良し。他には?」

霊夢:「健康面も理由の一つね。紙巻きタバコを燃やすとタールや一酸化炭素など有害物質がたくさん発生するでしょう?でもヴェポライザーは燃やさず加熱するだけだからタールはほぼゼロ、一酸化炭素も出ないの。ニコチンは摂取しちゃうけど、それでも有害成分は大幅カットできるとされているの。」

魔理沙:「確かに、タバコのヤニで壁が黄色くなるなんてことも無くなるわけだな。自分の肺や歯にも優しそうだぜ。」

霊夢:「もちろん完全に無害とは言えないけどね。ニコチン自体の依存性は残るし、高温加熱で多少の有害物質は出る可能性もある。でも紙巻きよりリスクを下げられる‘よりマシな選択’という感覚で受け入れられているわね。」

魔理沙:「ふむふむ。他には匂いとかも関係あるのか?」

霊夢:「お、いいところに気付いたわね。その通り!匂いの少なさは日本で支持される大きな理由よ。日本人は周囲への迷惑とか匂いに敏感だから、ヴェポライザーの煙の少なさ・匂いの薄さはありがたいの。実際、ヴェポライザーでシャグを吸うと周りにほとんど気づかれないくらい匂いが軽いのよ。」

魔理沙:「アイコスもだいぶマシだったけど、それよりさらに匂わないのか?」

霊夢:「ええ、アイコスやグローは蒸気を出すためにグリセリンが染み込ませてあって独特の匂いがあるけど、シャグそのものを加熱するヴェポライザーは水蒸気も少量しか出ないし匂いもかなり控えめなの。例えば部屋を閉め切って吸っても、あとで家族に気付かれなかったなんて声もあるくらいよ。」

魔理沙:「それはすごい!マンションでも隣人を気にせず吸えるってことだな。寒い日にベランダに出なくて済むのは助かるぜ。」

霊夢:「他にも風味の良さも人気の理由ね。後で詳しく話すけど、ヴェポライザーで吸うとタバコ葉本来のピュアな味が楽しめるのよ。紙で巻いて燃やすとどうしても煙臭さや紙の燃える味が混ざるけど、それが無いから葉っぱのブレンドの繊細な香りが分かりやすいの。」

魔理沙:「なるほど、単にコストとかだけじゃなく味を追求する通な楽しみ方でもあるわけか。」

霊夢:「ええ。まとめると、日本でシャグ×ヴェポライザーが人気な背景には、タバコ増税によるコスト重視、ニコチンリキッド規制の代替手段、健康志向や匂い対策、そして嗜好品としての奥深さ、こういった要因が絡み合っているのね。」

魔理沙:「まさにいいとこ取りって感じだな!」

ヴェポライザーの種類と特徴

魔理沙:「ところでヴェポライザーにも色々種類があるみたいだけど、どう選べばいいんだ?種類と特徴を教えてくれよ。」

霊夢:「ヴェポライザーは主に加熱方式の違いで2種類に分けられるの。コンダクション式(伝導加熱)とコンベクション式(対流加熱)よ。」

魔理沙:「コンダクション?コンベクション?カタカナばっかで魔法の呪文みたいだぜ。」

霊夢:「ふふ、難しく聞こえるけど簡単よ。コンダクション式はタバコ葉が入っているチャンバー(炉)の壁や底を直接熱して葉っぱを加熱する方式。要はフライパンで炒めるイメージね。一方、コンベクション式は熱い空気を葉っぱに通して温める方式。オーブンやドライヤーみたいに熱風を送り込む感じかしら。」

魔理沙:「なるほど、直火焼きとオーブン焼きの違いみたいなもんだな。」

霊夢:「そんなイメージでOK!コンダクション式の特徴は構造がシンプルで本体がコンパクトなものが多いことね。加熱も比較的早くて、安価なモデルに多いわ。ただし葉っぱと加熱面が直接触れる分、局所的に高温になって若干焦げやすいこともあるの。吸い終わった後に葉っぱが黒っぽく焦げた感じになる場合もあるわ。」

魔理沙:「ふむ、まあ多少焦げても吸えりゃ問題ない気もするが…。」

霊夢:「焦げちゃうとそれはほぼ燃焼=タール発生になるから、本来のメリットが減っちゃうのよね。だからコンダクション式では温度管理や詰め方が大事。でも最近の製品は温度調節機能もしっかりしてるから、極端に焦げることは少ないわ。」

魔理沙:「じゃあコンベクション式は?熱風で温める方だな。」

霊夢:「コンベクション式は葉全体をムラなく加熱できるから、風味がクリアで均一に蒸気が出るのがメリットね。あと直接熱源に触れないから焦げにくくクリーンなの。ただし構造上少し大きめになりがちで、価格も高めの機種が多いわ。あと吸うときにしっかり空気を引き込む力が必要だったりして、人によっては少しコツがいるかも。」

魔理沙:「高級志向って感じか。金額以外にも違いはある?」

霊夢:「他にもバッテリー式か手動式かなんて分類もあるわよ。ほとんどは充電式バッテリー内蔵だけど、中にはダイナヴァップみたいにライターで加熱する手動タイプもあるの。手動式は電池要らずで壊れにくいけど、火であぶる手間がいるから上級者向けね。」

魔理沙:「へえ、そんなのもあるのか。まあ初心者は素直にバッテリー式がいいだろうな。」

霊夢:「そうね。それから形状によってペン型とか箱型(モッド型)なんて呼ばれ方もあるけど、これはデザインの違い。ペン型は細長くてポケットに入れやすいけど、バッテリーやチャンバーが小さい傾向。箱型はズシっとするけど容量大きめで機能充実、みたいな感じかしら。」

魔理沙:「初心者におすすめの機種とかあるか?ありすぎて迷いそうだぜ。」

霊夢:「確かに種類が多いから迷うわよね。初心者なら扱いやすくて実績のあるモデルがいいわ。例えば、さっき名前が出たWEECKE社のC-VAPORシリーズ。これはコンダクション式だけど、日本でユーザーが多くて価格も5千円台と手頃、温度調節も5段階くらいできて初心者向けとして定番よ。最新のC-VAPOR4.0なんかは改良されて使いやすいって評判ね。」

魔理沙:「ふむふむ、Amazonでよく売れてるやつだな。」

霊夢:「あとはFENIX(フェニックス)シリーズも人気ね。こちらはコンベクション式で、葉っぱ本来の風味を重視する人に好まれてる。1万円前後とちょっと高めだけど、その分味が良いって声が多いわね。サイズもコンパクトなミニモデルがあるから持ち運びもしやすいわ。」

魔理沙:「他には?せっかくだから色々聞きたいぜ。」

霊夢:「じゃあ高価格帯も紹介すると、PAX3なんて機種もあるわ。これはアメリカの高級ヴェポライザーで3万円前後するけど、デザインも洗練されてて機能も豊富。スマホ連携で温度を細かく調整できたりね。正直初心者がいきなり買うには勇気いる値段だけど、お金に余裕があって最高性能を求める人には選択肢に入るかな。」

魔理沙:「3万円!?それはなかなか手が出ないが…ガジェット好きには刺さりそうだな。」

霊夢:「そうね。他にもFlowermateやXMAXシリーズとか、色々あるけど、まずは信頼できるメーカーの定番機種を選ぶのが無難よ。ヴェポライザーはピンキリだから、あまりに安すぎる無名製品だと温度管理が雑で葉っぱが焦げまくったり壊れやすかったりすることもあるから注意ね。」

魔理沙:「安物買いの銭失いは嫌だもんな。評判良いヤツ買っとくぜ。」

霊夢:「うん。あとチェックポイントとしては、温度調節機能(自分の好みの温度に設定できるか)、バッテリー容量(何回くらい吸えるか)、チャンバーの容量(一度に詰められる葉の量)、メンテナンスのしやすさ(分解掃除が簡単か)なんかがあるわね。その辺も製品説明やレビューを見て選ぶと失敗しにくいわ。」

魔理沙:「聞いてると、なんだか家電選びみたいでワクワクしてきたぜ。自分に合う一台を探すのも楽しそうだな!」

霊夢:「そうそう、デバイス選びも既に趣味の一部って感じよね。自分好みのヴェポライザーを見つけるのも醍醐味の一つよ。」

シャグの選び方

魔理沙:「デバイスの次はシャグ(葉っぱ)の話を聞きたいぜ。結局、何を吸うかって部分だしな。普通の紙巻きタバコでもいいのか?それとも専用の葉っぱを買った方がいいのか?」

霊夢:「いい質問ね。結論から言えば、どちらでもOKよ。ヴェポライザーは基本的に中に詰められるタバコ葉なら何でも吸えるから、市販の紙巻きタバコをほぐして詰めても吸えるし、手巻き用の刻みタバコ=シャグを使っても吸える。」

魔理沙:「最初は手持ちの紙巻きを流用する人も多そうだな。」

霊夢:「そうね。自分がいつも吸ってる銘柄を細かくちぎってチャンバーに入れれば、馴染んだ味で試せるからハードルが低いわ。ただ、紙巻きタバコだと添加物や燃焼剤が含まれてて燃えやすく作られているから、ヴェポライザーで加熱すると乾燥しすぎたり刺激が強かったりすることもあるの。できれば最初からシャグを使うのがおすすめね。」

魔理沙:「シャグってどんな種類があるんだ?コンビニで見たことない気がするが…。」

霊夢:「シャグはタバコ専門店や一部のコンビニ、あとネット通販でも買えるわよ。銘柄は本当にたくさんあるわ。例えば有名どころだとアメリカン・スピリットのシャグ、チョイス(各種フレーバーあり)、マニトウ、チョコレートやバニラ香るシャグまで色々。【※ここでは具体例として名前を挙げました】」

魔理沙:「おお、フレーバー付きもあるのか!デザートみたいで楽しそうだぜ。」

霊夢:「あるわよ〜。他にもメンソール系も充実してるし、自分でハーブ(例えばミントの葉)を少し混ぜて清涼感を足すなんて人もいるくらい。シャグは30g前後の袋で売られてて、一袋1000〜1500円くらいかな。葉のブレンドも銘柄ごとに違って、バージニア種主体で甘めとかバーレー種でコクがあるとかオリエント葉で香り高いとか、本当に多彩よ。」

魔理沙:「聞いてるだけでなんか美味そうだな…。自分の好みの味を探すのも面白そうだぜ。」

霊夢:「シャグ選びはコーヒー豆選びにも似てるかもね。ライトな味が好みなら明るい香りのブレンド、しっかりした吸いごたえが欲しければ濃いブレンド…なんて具合に探していくの。ネットにシャグのレビューも沢山あるから、評判を参考に色々試すといいわ。」

魔理沙:「なるほどなあ。でもヴェポライザー向きのシャグとかってあるのか?例えば湿り具合とか違いそうだけど。」

霊夢:「そう、それも大事なポイント!ヴェポライザーで使うなら適度に湿度があるシャグが向いてるわ。シャグは開封したてはしっとりしてても、放っておくと乾燥してパサパサになりやすいの。乾燥しすぎると加熱したときにすぐ焦げたり刺激が強くなったり、逆に蒸気が出にくくなったりするのよ。」

魔理沙:「確かに乾いた葉っぱってすぐ燃えちゃいそうだもんな。」

霊夢:「だから湿度管理が重要なの。シャグの袋にはジップロックが付いてることが多いから、使ったらしっかり密閉する。さらに加湿石といって水に浸した小石を一緒に入れたり、葉加湿用のヒュミディパック(調湿シート)を入れておく人もいるわ。簡単なところだと、少しだけオレンジの皮やレタスを一緒に入れて湿気を補うなんて裏技もあるくらいよ。」

魔理沙:「へえ、みんな工夫してるんだな。なんか葉っぱを育ててるみたいだぜ。」

霊夢:「扱いは生ものに近いかもね。反対に湿りすぎてもダメで、ベチャっとなると蒸気が出にくいから、ちょうど良いしっとり感をキープするのがベスト。目安としては、触ってみてホロホロ崩れるようなら乾燥しすぎ、指で押して固まりになるほど湿ってたら湿度過多ね。」

魔理沙:「奥が深い…けど面倒な人はそこまで気にしなくてもいいのか?」

霊夢:「まあ最初はそこまで神経質にならなくても大丈夫よ。開封後早めに使い切るとか、適当に加湿石いれとく程度で。それと詰め方もコツがあるの。チャンバーにシャグを入れるとき、ふんわり詰めるのがポイントよ。」

魔理沙:「ふんわり?」

霊夢:「ええ、あまりギュウギュウに詰め込まないこと。葉っぱをほぐして、空気が通る隙間を残すように軽く入れるの。欲張って詰めすぎると空気の通り道がなくなって、蒸気が出にくくなっちゃうから。」

魔理沙:「詰め放題じゃないんだな。パンパンに入れた方がたくさん吸えそうだけど逆効果か。」

霊夢:「その通り。8分目くらいの容量をふわっとが目安ね。最初は少なめから試して、物足りなければ少し増やすくらいがいいわ。慣れてくると、自分のデバイスではどのくらい詰めるのが調子良いか感覚が掴めてくると思う。」

魔理沙:「シャグにもいろんな種類と扱い方があるのか…まるで葉っぱのソムリエだな。」

霊夢:「ほんとそれ。銘柄選びやブレンドを楽しんだり、湿度や詰め方で味が変わったり、趣味としての要素も強いわね。でも難しく考えすぎず、最初は気になったシャグを一袋買ってみて、ヴェポライザーに詰めてみる。それだけで十分スタートできるから安心して。」

魔理沙:「お気に入りの葉っぱを見つける旅…ちょっとワクワクしてきたぜ!」

実際の使用感

魔理沙:「さて、デバイスもシャグも揃えたとして、実際吸うとどんな感じなんだ?紙巻きタバコとの違いとか、ちゃんと満足できるのか気になるぜ。」

霊夢:「そこ大事よね。使用感について説明するわ。まずヴェポライザーで吸うときは、電源を入れて設定温度まで加熱する必要があるの。機種によるけど、大体30秒〜1分くらい予熱時間があるわ。」

魔理沙:「電子レンジで温めるみたいな感じか。紙タバコみたいに火を点けたらすぐ一服とはいかないんだな。」

霊夢:「そう、最初の待ち時間はあるわね。でも最近のは加熱も速くなってて、30秒ぐらいで『ピッ』と準備完了して教えてくれるものも多いわ。準備ができたらゆっくり吸い込むの。ここポイントだけど、紙巻きみたいに一気に強く吸うというより、ゆるやかに長めに吸引するイメージね。」

魔理沙:「ほうほう、優しく息を吸い込む感じか。」

霊夢:「ええ、その方がチャンバー内に熱い空気がしっかり通って葉っぱからニコチンやフレーバーが気化しやすいの。最初の一、二回はまだ温度が安定してなくて『ん?薄い?』って思うかもしれない。でも1分も吸えばだんだん蒸気も出てきて味とニコチンが濃く感じられるようになるはずよ。」

魔理沙:「なるほど、じわじわ来る感じだな。キック(喉にグッとくる感じ)はあるのか?」

霊夢:「紙巻きに比べると喉への刺激はマイルドね。煙じゃなく蒸気だからイガイガ感が少ないの。でもニコチンはちゃんと入ってくるから、しばらく吸っていると「おっ、来た来た」って満足感が出てくると思うわ。初めて体験した人は逆に『思ったよりガツンと来る!』って驚く人も多いの。煙が出ないから軽そうに見えて、ニコチンの吸収はしっかりあるのよ。」

魔理沙:「そうか、見た目とのギャップがあるんだな。ちなみに吸う時間はどのくらいなの?」

霊夢:「機種にもよるけど、一回のセッションが大体3〜5分くらいかな。その間は何回も吸引できるわ。紙巻き1本吸うのと同じか、ちょっと長いくらいね。吸い終わりのタイミングはデバイスがバイブレーションやランプで教えてくれるものもあるわ。」

魔理沙:「セッションが終わったらどうなるんだ?」

霊夢:「加熱が自動で止まるから、一旦休憩ね。チャンバーを開けると、茶色く乾いた葉っぱが残っているはず。それが吸い殻みたいなものよ。燃えカスじゃなくて、カラカラに蒸し出された葉が残る感じ。」

魔理沙:「へえ、灰じゃないんだな。ってことは灰皿も不要か?」

霊夢:「そうなの!灰が出ないから灰皿いらずで楽よ〜。残った葉っぱ(AVBって言ったりするけど)は燃えてないからそのまま捨てるだけ。中には肥料に混ぜる強者もいるとかいないとか…。とにかく、部屋が灰まみれになる心配もないわ。」

魔理沙:「地味にそれ嬉しいな。灰って飛び散ると掃除大変だし。」

霊夢:「よく分かるわ…。で、使用感の話に戻ると、煙がほとんど見えないから最初物足りなく感じる人もいるかもしれない。でも代わりに匂いもほとんど残らないの。吐く息も真冬の白い息みたいにうっすら出る程度だし、部屋にこもる臭いもかなり少ないわ。」

魔理沙:「それは助かる。紙巻き吸った後の部屋ってしばらくモクモクしてるもんな。」

霊夢:「そう、カーテンや服に染み付くような匂いが格段に減るの。だから室内でも気兼ねなく吸いやすいって人も多いわね。特に賃貸や家族と同居だとそのメリットは大きいと思う。」

魔理沙:「吸いごたえの話でもう一つ。ニコチン摂取はできても、やっぱ紙巻きの‘燃えてる感じ’が恋しくなったりしないかな?」

霊夢:「そこは人によるかな。確かに燃えるタバコ独特の強烈な喉への刺激や煙を目で見て吸った感みたいなのはヴェポだと控えめだから、『最初物足りない…』と感じる人もいる。でも多くは慣れればこのマイルドさが心地よくなるというか。『もう紙巻きには戻れない、美味しく感じなくなった』なんて声もあるくらいよ。」

魔理沙:「へえ、そこまでハマる人もいるのか。」

霊夢:「私の知り合いも、家ではヴェポライザーでシャグ、飲み会の席では紙巻き、と使い分けてるわ。シーンに応じて併用してる人も結構いるの。ずっとヴェポだけにする必要はなくて、気分や状況で選べるのも利点かもね。」

魔理沙:「臨機応変に楽しめばいいんだな。ところでコストの話、実際どのくらい節約になるかイメージ湧かせてくれ。」

霊夢:「そうね、例えばシャグ30gで1000円としましょう。この30gで、ヴェポライザーなら大体120〜150回分くらい吸えるとするわ。1回を1本のタバコ相当と考えると…150本分で1000円!紙巻きタバコ150本って7〜8箱分で約4000円くらいになるから、それと比べると1/4以下のコストね。」

魔理沙:「ま、まじか…。毎月タバコ代に3万かけてた人なら7500円くらいに激減ってことだよな。かなり趣味にお金回せそうだぜ。」

霊夢:「でしょ?実際ランニングコストが安いから、浮いたお金で少し高級なシャグを買ってみたり、デバイスをもう一台買ったり…なんて余裕も出てくるかも。」

魔理沙:「なんか聞けば聞くほど良いこと尽くめだけど、逆に電池が切れたら吸えないとかそういう不便さはあるのか?」

霊夢:「あ、それはあるあるね。ヴェポライザーは電気デバイスだから充電切れには注意が必要。長時間出かけるときはモバイルバッテリーを持ったり、充電残量を気にしたりは必要かな。満タンで何回吸えるかは機種次第だけど、平均すると1回の充電で5〜10セッションくらいかしら。」

魔理沙:「じゃあヘビースモーカーは途中で充電タイムか。まあ今は車でもUSB充電できるし、その辺工夫だな。」

霊夢:「うん。でも充電さえしておけば問題なく使えるし、出先でバッテリー切れが心配なときは予備で紙巻きを持っておくとか、リスク分散してる人もいるわね。」

魔理沙:「なるほどな。使い心地も大体掴めてきたぜ。」

霊夢:「まとめると、実際の使用感は、最初の予熱が必要、ゆっくり深めに吸う、煙は少なく匂いも少ない、ニコチンキックは徐々に来るがしっかり満足できる、喉への刺激はマイルド、灰が出ず後始末が楽、といったところかしら。」

魔理沙:「聞いてると、なんだか上品に嗜むタバコって感じだな。ゆっくり味わうから“ゆっくり解説”の私達にもピッタリだぜ!」

霊夢:「ふふ、本当ね。ゆっくり吸えるからこそ味わい深い、それがヴェポライザーでシャグを吸う醍醐味かもしれないわ。」

メリット・デメリット

魔理沙:「ここまでかなり良いところを聞いてきたけど、一旦メリット・デメリットを整理しようぜ。」

霊夢:「そうね、ではまずメリットからまとめましょう!」

霊夢:「メリット① 健康面で紙巻きより有利:さっき言った通り、燃やさないからタールや一酸化炭素を大幅にカットできるわ。実際、ヴェポライザーに替えてから咳や痰が減ったとか息切れしにくくなったなんて声もあるの。もちろんニコチンは摂ってるから健康的とは言えないけど、“よりマシな選択”として禁煙は無理だけど害は減らしたい人にメリット大ね。」

霊夢:「メリット② 臭いが少なく周囲に優しい:煙くささが激減するから、部屋や車がヤニ臭くならないし、服や髪への付着臭もかなり抑えられるわ。副流煙も出ないから受動喫煙のリスクも下がるわね。家族に非喫煙者がいる人や、近所迷惑を気にする人には大きな利点よ。」

霊夢:「メリット③ 経済的メリット(コスパ):これはもう何度も言ってきたけど、タバコ代の大幅節約よ!紙巻きの1/3〜1/5の費用ですむから、お財布に優しい。長期で見ればデバイス購入費なんてすぐ元が取れるし、浮いたお金で美味しいもの食べたり趣味に回せるわ。」

霊夢:「メリット④ 味と楽しみの幅が広がる:シャグの種類を変えたりブレンドしたり、温度設定で味わいを調整したりと、嗜好品としての楽しみが増えるのも魅力ね。例えば今日はバニラの香りのシャグでリラックス、明日はストレートの強い葉でキリッと…なんて気分で選べる。自分なりのカスタムができるのはヴェポライザーならでは。」

霊夢:「メリット⑤ ゴミが減る:地味だけど吸い殻(フィルター付きの吸い殻)が出ないのも良い点ね。灰もフィルターも出ないから、環境ゴミも減るし、部屋の掃除も楽になるわ。毎回フィルター付きの吸い殻を捨てなくていいって、思った以上に快適よ。」

魔理沙:「確かに、フィルターって結構臭うしゴミ箱に溜まると嫌だったんだよな。これは嬉しいかも。」

霊夢:「ざっとメリットはそんなところかしら。他にも細かいのはあるけど、一旦こんな感じね。」

魔理沙:「次にデメリットもちゃんと教えてくれよ。良いことばかりじゃないだろ?」

霊夢:「もちろん。デメリットもしっかり伝えなきゃね。」

霊夢:「デメリット① デバイスの手間とメンテナンス:まず機械を使う以上、充電の手間やお手入れが必要になるわ。さっきも言ったけどバッテリー管理は必要だし、何より定期的な掃除が欠かせないの。チャンバーや吸い口に徐々にヤニ状の汚れが溜まるから、ブラシで葉っぱの残りを掃いたり、アルコール綿棒で拭いたりする必要がある。これをサボると味が悪くなったり詰まったり最悪壊れたりするから、ズボラな人にはちょっと面倒かも。」

魔理沙:「うっ…耳が痛いぜ。掃除サボるとダメかぁ。でもまあ可愛いマシンを長持ちさせると思えばやるしかないな。」

霊夢:「そうね、愛着持ってメンテナンスしてあげて。1回の掃除に何十分もかかるわけじゃないし、毎回ササっとブラシで掃除、数日に一回しっかり拭き掃除くらいで大丈夫よ。」

霊夢:「デメリット② 初期費用がかかる:デバイスを買うのに数千〜数万円の出費が必要ね。紙巻きならライター1つあればいいところ、ヴェポライザーはまず本体を買わないと始まらない。経済効果で元は取れるとはいえ、最初の投資が必要なのはハードルと感じる人もいるわ。」

魔理沙:「安いのでも5千円くらいだもんな。まあ最近じゃ加熱式タバコ(アイコスとか)も本体買うし、それと同じと思えば…。」

霊夢:「ええ、あと壊れたらまた買い直しになるしね。消耗品と割り切って、数年使えれば御の字くらいに考えておいた方がいいかも。」

霊夢:「デメリット③ 即応性が低い:火を点けるタバコなら1秒で吸えるけど、ヴェポは予熱時間があるからすぐ一服ができないの。慣れれば気にならないけど、忙しい時やサッと一服して戻りたい時にはもどかしく感じるかもね。」

魔理沙:「急いでニコチン補給したいときに1分待つのは歯がゆいかもな。」

霊夢:「まあ、その間に深呼吸でもして心を落ち着けるのも一興よ。ゆっくりライフを楽しみましょ。」

霊夢:「デメリット④ 満足感の個人差:これはデメリットというか注意点だけど、感じる満足感が人によって違うわ。大半の人は慣れれば問題ないって言うけど、中には『どうしても紙巻きのキックが恋しくて戻っちゃった…』という人もいるから、合う合わないは試してみないと分からない部分もあるかな。」

魔理沙:「そうか、万能ではないってことだな。」

霊夢:「ええ、でもそういう人も家ではヴェポ、外では紙巻きとか併用してるケースもあるし、一度買って損するって感じではないと思うわ。減煙や節約の目的は達成できるからね。」

霊夢:「デメリット⑤ 周囲からの視線?:これはちょっと面白い点だけど、日本ではまだヴェポライザーって少数派だから、外で使ってると「それ何してるの?」って目で見られることがあるかも。特に見た目が電子タバコに似てるから、知らない人には違法なものと勘違いされたりする恐れもゼロじゃないわ。」

魔理沙:「あー確かに。変なデバイス咥えてモクモク…してないけど、知らない人から見たら何やってるか分からんもんな。」

霊夢:「幸い匂いも煙も少ないからトラブルになることは滅多に無いけどね。友達とかにはちゃんと説明すれば興味持ってくれるかもしれないわ。『これ魔法のタバコだぜ!』なんて冗談交えて教えたりして。」

魔理沙:「はは、魔法のタバコか。私にはお似合いだぜ!」

霊夢:「他にもバッテリー寿命とか細かいデメリットはあるけど、大きくはそんなところね。総じて言えるのは、手間を惜しまなければメリットが上回るという感じかしら。」

魔理沙:「そうだな、メリット・デメリット知った上で、自分にとってプラスが大きければ挑戦してみる価値ありってところか。」

霊夢:「その通り!あと非喫煙者の人には当然だけどおすすめできないわよ。タバコを吸ってない人がわざわざヴェポライザーでニコチン摂取を始める必要は全く無いからね。あくまで現在喫煙している人向けの選択肢だってことは強調しておくわ。

魔理沙:「それ大事!‘減害’が目的だもんな。吸ってない人は手を出さないように。」

業界の裏話や豆知識

魔理沙:「ところで霊夢、このヴェポライザー業界とかコミュニティについて何か裏話や豆知識ってあるか?せっかくだからマニアックな話も聞きたいぜ。」

霊夢:「いいわね、じゃあいくつか豆知識を紹介するわ。まず豆知識①:日本でヴェポライザーが‘第4の加熱式タバコ’と呼ばれる理由よ。紙巻きタバコ、電子タバコ(ニコチンなしVAPE)、そしてアイコスなどの加熱式タバコに次ぐ4つ目のカテゴリーとして位置づけられてるの。メディアでも『第4の選択肢』なんて紹介されることがあるわ。」

魔理沙:「確かに新参者って感じだな。でもユーザーどんどん増えてそう。」

霊夢:「ええ、まだ紙巻きに比べたら少ないけど、専門ショップやネット通販での取り扱いも増えてきて、市場は確実に拡大しているわ。メーカーも日本市場を意識して新モデルを投入したり、日本語マニュアルを付けたりしてるの。」

霊夢:「豆知識②:‘シャグポン’って言葉知ってる?」

魔理沙:「シャグポン?なんだそれ、シャグをポン?…まさか料理のレシピじゃあるまいし。」

霊夢:「ふふ、これはヴェポライザー愛好家の間で使われるスラングね。『シャグポン』とは、吸い終わった後にチャンバーからシャグの残りカスをポンと捨てることを言うの。上手くいくと、デバイスを逆さにしてトントンと叩くだけで固まったシャグがスポッと取れるのよ。」

魔理沙:「へー、それは気持ち良さそうだな!カポッと取れたら快感だぜ。」

霊夢:「でしょ?綺麗に『シャグポン』できるかどうかは機種の構造や詰め方にもよるから、シャグポンしやすさをレビューしてる人もいるくらいよ。ちょっとしたことだけど、ユーザー同士でそういう用語が生まれるくらいコミュニティも盛り上がっている証拠ね。」

霊夢:「豆知識③:日本オリジナルの工夫。日本のユーザーは結構工夫好きでね、例えば市販の紙巻きタバコをカットして専用スペーサーに詰め替えるアクセサリなんかも出てたりするの。自分の好きな銘柄を手軽にヴェポライザーで吸うためのグッズね。」

魔理沙:「へぇ、そんなパーツまであるのか。みんな考えるねぇ。」

霊夢:「あとはアイコス用のヒートスティックをばらして葉だけ取り出して吸うなんて裏技(?)もあるわ。ヒートスティック自体高いからコスパ的には微妙だけど、『アイコスのメンソールが好きだけどデバイスはヴェポで』なんて人がやってたりするみたい。」

魔理沙:「発想が自由すぎるぜ…。」

霊夢:「豆知識④:シャグの語源。これは小ネタだけど、シャグ(shag)って英語で『もじゃもじゃ、房状のもの』って意味なの。刻んだ葉っぱがもじゃもじゃしてるからそう呼ぶらしいわ。日本では『手巻きたばこ』って言った方が通じることもあるけど、最近はシャグって言葉もメジャーになったわね。」

魔理沙:「もじゃもじゃ…確かに開けたてのシャグって、なんかタバコの葉がふわふわしてる感じだもんな。」

霊夢:「豆知識⑤:海外事情との対比。面白いのは、欧米ではヴェポライザー=大麻などのハーブ用途が主流だったりするから、日本で『タバコシャグをヴェポで吸う』って話をすると驚かれたりするの。日本独特の文化として海外の愛好家から注目されることもあるみたいよ。」

魔理沙:「逆転の発想ってやつか。向こうはハーブ、日本はタバコ…なんか不思議な感じだな。」

霊夢:「そうね。お互い無いものねだりというか、日本人は合法ハーブ(タバコ葉)を活用し、海外では合法な国で違うハーブを…と用途は違えど同じデバイスを使ってたりするのが面白いわ。」

霊夢:「ちなみに日本でも、タバコ以外のハーブを吸って楽しむ人もいるのよ。例えばカモミールや紅茶の葉をヴェポで加熱するとほんのり香りが出てリラックスできる、とかね。ただしニコチンないから満足感は別モノだけど。」

魔理沙:「それはそれでアロマ的な楽しみかもな。寝る前にラベンダーの葉をヴェポで…とかオシャレじゃないか!」

霊夢:「そういう使い方もアリね。要は『加熱式アロマポット』みたいなこともできちゃう(笑)。」

魔理沙:「他に裏話ある?」

霊夢:「そうね…業界動向で言うと、やっぱり大手JT(日本たばこ産業)は紙巻きやプルームテック等に注力してて、こういうシャグ用ヴェポライザー市場には今のところ直接は入ってきてないわ。だからこそ中小メーカーや海外メーカーが独自に盛り上げてる状況ね。今後もし市場がさらに拡大したら、大手が参入する可能性もあるかも。」

魔理沙:「JTが参入して公式ヴェポ用シャグデバイスとか出たら面白いな。それこそシャグの税率見直しとか議論になったりして。」

霊夢:「確かに。税金の話で言うと、国も加熱式タバコの税制整備は進めてるから、ヴェポライザーでのシャグ消費がもっと増えれば何かしら動きがあるかもしれないわね。今はまだ利用者が少ないから静観してる感じだけど。」

霊夢:「コミュニティの話では、Twitterやブログ、YouTubeなんかで情報交換が盛んよ。おすすめのシャグ銘柄を紹介し合ったり、新製品ヴェポライザーのレビューをしたり、みんな工夫や知見を共有してるの。初心者向けの解説動画も増えてきたし、この動画を見てくれている人もきっとその一環ね。」

魔理沙:「確かにオレ達もこうやって解説してるもんな!ヴェポ仲間が増えたら嬉しいぜ。」

霊夢:「ええ。ユーザー同士の助け合いでより良い楽しみ方が広がっているのも、この趣味の素敵なところね。困ったことがあっても検索すれば大抵誰かが答えを出してくれてるし、機種ごとのスレッドなんかも盛り上がってるわ。」

魔理沙:「コミュニティがあると心強いな。わからないこともすぐ聞けるし。」

霊夢:「そうそう。それと豆知識⑥として、最近は加熱温度による違いを研究する人もいるわ。例えば低めの温度(160℃くらい)でじっくり吸うと香り重視、高め(210℃くらい)だとニコチン多めだけど味は重く…みたいに、同じシャグでも温度を変えて味わいを比べたりね。まるで紅茶の淹れ方の違いみたいでしょう?」

魔理沙:「はは、本当に探究の世界だな。そこまでいくともはや趣味人という感じだぜ。」

霊夢:「うん。でも別にそこまでマニアにならなくても大丈夫よ。今話したのはディープな楽しみ方の一例だから、興味が出てきたら沼に踏み込めばいいの。」

魔理沙:「沼…(笑)。でもなんかワクワクするぜ、その奥深さがあるって。」

霊夢:「以上がちょっとした裏話と豆知識かしら。日本独自の盛り上がりやユーザー文化が育っていて、今後も進化が楽しみな分野だと思うわ。」

魔理沙:「いやー、盛りだくさんだったな!最後にまとめ頼むぜ。」

霊夢:「おっけー。それじゃあ今回のポイントをおさらいしましょう。」

霊夢:「シャグ×ヴェポライザーは、日本で広がりつつある新しい喫煙スタイル。背景にはタバコ増税によるコスト高への対策、ニコチンリキッド規制を補う合法的な代替手段、健康志向や匂い対策といった理由があったわね。」

霊夢:「ヴェポライザー自体の歴史は海外の医療用途から始まり、日本では紙巻きタバコをお得に吸うガジェットとして注目された経緯があったわ。今では様々な機種が登場し、コンダクション式とコンベクション式といった違いもあるから、自分に合った一台を選ぶ楽しみもあるの。」

霊夢:「シャグ(手巻きタばこ用の葉)は種類が豊富で、ヴェポライザーで使うなら適度な湿度管理がポイント。お気に入りの銘柄を見つけたり、ブレンドを試したりとタバコ葉そのものを味わう奥深さも魅力だったわ。」

霊夢:「実際に使ってみると、煙の少なさや匂いの軽さに驚くはず。なのにニコチンの満足感はしっかり得られて、しかもタバコ代は激減という嬉しい効果も。部屋も汚れにくくなって、メリットいっぱいだったわね。」

霊夢:「もちろんデメリットとして、デバイスの手入れや充電の手間、最初の費用はあるけれど、それを差し引いてもメリットが大きいと感じる人が多いから広まっているのだと思うわ。非喫煙者には不要だけど、今タバコを吸っていて悩みを感じている人には是非試してみてほしい選択肢ね。」

魔理沙:「俺も話を聞いてて、ちょっとヴェポライザー試してみたくなったぜ。これでタバコ代が浮いたら新しいほうき…じゃなくて新作ゲーム買うんだ!」

霊夢:「動機が不純ね(笑)。でも興味を持ったなら、一度体験してみる価値はあると思うわ。最近はお試し用に貸し出ししてくれる店なんかもあるみたいだし、友達に愛用者がいたら一口吸わせてもらうのもいいかも。」

魔理沙:「そうだな、百聞は一見に如かずだし!まずは実際に吸ってみて判断したいぜ。」

霊夢:「うん。それと、この文化はまだ成長途中だから、今から始めれば先駆者になれるかもよ?あなたの周りでも話題になる日が来るかもしれないし、知っておいて損はないはず。」

魔理沙:「確かに、自慢げに語れるチャンスだな!『実は私ヴェポライザーやってます』なんて。」

霊夢:「ふふ、ドヤ顔魔理沙が目に浮かぶわ。とにかく、ヴェポライザーでシャグを吸うメリット・楽しさは伝わったかなと思います。」

霊夢:「今後の展望としては、技術がさらに進歩してもっとコンパクトで高性能なデバイスが出たり、シャグの新フレーバーが出たりするでしょうし、利用者が増えれば世間の理解も深まるでしょう。私達もゆっくり楽しみながら、この文化の発展を見守りたいですね。」

魔理沙:「だな!未来の喫煙ライフがどう進化するか楽しみだぜ。」

霊夢:「というわけで、今回の解説はここまで!少しでも興味を持った方は、自分に合いそうか検討してみてください。」

魔理沙:「長い時間付き合ってくれてありがとな!皆も最後まで見てくれて感謝だぜ。」

霊夢&魔理沙:「ばいばーい!」


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