【社長連載】シーシャ屋開業について 第19回 シーシャ屋にとってのインバウンド集客のヒント

社長歴18年の筆者の知見を共有するコラムの第19回となります。
前回までの連載はこちらになります

目次

シーシャビジネスの日本での現状

若者を中心に近年一気に店舗数が増加していますがインバウンドを獲得できている店舗はまだ数えるほどしかありません。
もともとシーシャは海外の文化でありインバウンドを獲得するのに有利な業態です。旅行先でシーシャやサウナを中心にめぐる愛好家が多いのをイメージしてください。海外からのお客さんを獲得しない手はありません。いかにそのヒントを記載していきます。

インバウンド観光の増加とその影響

外国人観光客の増加とその影響、日本は近年、世界的な観光地として急速に注目を浴び、外国人観光客の増加が著しいトレンドとなっています。この観光ブームはシーシャビジネスにとって大きな機会を生み出し、多様な影響をもたらしています。

1. 観光客数の増加

日本への外国人観光客数は年々増加しており、主要都市だけでなく地方都市や観光地にも注目が集まっています。この傾向は、シーシャビジネス経営者にとって新たな顧客獲得の可能性を示唆しています。

2. 多様な国・地域からの顧客層

外国人観光客の中には様々な国や文化を代表する人々が含まれており、彼らの嗜好や期待値は多岐にわたります。シーシャビジネスがこれらの多様な顧客層にアピールするためには、柔軟性と適応力が求められます。例えば、異なるフレーバーやメニューアイテムの提供、多言語サポート、文化的なイベントの開催などが考えられます。

3. インバウンド観光とシーシャビジネスの相乗効果

インバウンド観光ブームは、シーシャビジネスに新たな収益源をもたらすだけでなく、地域経済にもプラスの影響を与えています。外国人観光客がシーシャを楽しむことで、地元の飲食業者や観光関連事業者との連携が強化され、地域全体の魅力が向上します

外国人観光客の嗜好を理解する

世界のシーシャカルチャーの違い

シーシャカルチャーは世界各地で多様な形を取り、異なる文化や伝統に根ざしています。各国ごとのシーシャの楽しみ方や文化的な背景を理解することは、日本のシーシャビジネスが多様な顧客層にアピールする上で重要です。

1. 中東と北アフリカの伝統的なシーシャ文化

シーシャは中東や北アフリカ地域で古くから根付いており、社交の一環や伝統的な儀式に欠かせない存在です。ここでは、シーシャはくつろぎや会話の一環として楽しまれ、特に家族や友人との集まりで重要な役割を果たしています。フレーバーはトバッコ(たばこ)だけでなく、フルーツやハーブを使用することが一般的です。

2. 地中海地域のアートとデザインの影響

地中海地域では、シーシャのデザインにおいてアートやエスニックな要素が強調されています。シーシャ本体やホース(吸い口)には美しい彫刻や装飾が施され、これがシーシャセッションを芸術的な体験に昇華させています。また、地中海地域では新鮮でフルーティーなフレーバーが好まれます。

3. 東南アジアのリラックスした雰囲気

東南アジアでは、シーシャはリラックスした雰囲気の場で楽しまれることが一般的です。ビーチや屋外のカフェでのシーシャセッションがポピュラーであり、ココナッツやトロピカルフルーツを用いたフレーバーが好まれます。この地域では、シーシャは友達とくつろぐための手段として捉えられています。

4. 西洋諸国での大衆化とエンターテインメント性

西洋諸国では、シーシャはしばしばエンターテインメントの一環として位置づけられています。ナイトクラブやラウンジでのシーシャは、若者層や大人の社交の一環として楽しまれています。多様なフレーバーやクリエイティブなシーシャデザインが特徴的であり、新しいトレンドやスタイルが次第に導入されています。

ターゲットとなる主要な観光客層の特徴

シーシャビジネスが外国人観光客を引き込むためには、様々な国や地域から来る異なる顧客層を理解し、彼らの期待に応える戦略を展開することが不可欠です。以下は、主要な観光客層の特徴に焦点を当てたガイドラインです。

1. アジア圏からの観光客

中国: 中国からの観光客は数が多く、大都市部でのショッピングやエンターテインメントに興味があります。シーシャを楽しむ際には、フレーバーやサービスの高品質を重視する傾向があります。また、写真映えする雰囲気や体験価値も重要です。

韓国: 韓国からの観光客は若者層が多く、ファッションやトレンドに敏感です。シーシャを楽しむ際には、カジュアルでスタイリッシュな空間や、フレーバーコンセプトの新しさがアピールポイントです。

2. 中東・北アフリカからの観光客

アラブ首長国連邦(UAE): 中東からの観光客はシーシャに親しんでいることが多く、トラディショナルなシーシャの提供や、リラックスした雰囲気を求めることが一般的です。また、高級感や贅沢な体験に価値を置くことがあります。
3. 西洋諸国からの観光客

ヨーロッパ・北米諸国: 西洋諸国からの観光客はエンターテインメント性を求めることが一般的です。新しいフレーバーや創造的なシーシャデザイン、イベント性のある提案が受け入れられるでしょう。特に若い層は、SNS映えする要素に敏感です。
これらの特徴を踏まえながら、シーシャビジネスはターゲットとなる主要な観光客層に対して、個別かつ効果的なアプローチを検討することが重要です。次に、ウェブサイトとソーシャルメディアの最適化について考えていきましょう。

ウェブサイトとソーシャルメディアの最適化

見やすく分かりやすいウェブサイトの作成。
ウェブサイトはシーシャビジネスの顧客獲得において非常に重要です。見やすく分かりやすいウェブサイトを作成することで、外国人観光客に魅力的な情報を提供し、来店への期待を高めることができます。

1. モバイルフレンドリーなデザイン

調整可能なレイアウト: さまざまなデバイスに対応できるよう、ウェブサイトのデザインは調整可能であることが重要です。特にモバイルフレンドリーなデザインは、観光客が移動中に情報を閲覧する際に便利です。
2. 多言語対応

翻訳オプション: 主要な外国語に対応した翻訳オプションを提供し、観光客が情報を理解しやすくなるよう心掛けましょう。英語、中国語、韓国語など、ターゲットとなる国や地域に合わせた多言語対応が望ましいです。
3. 分かりやすいナビゲーション

シンプルなメニュー構成: ウェブサイトのナビゲーションはシンプルで直感的なものに設計しましょう。メニューやサービスに関する情報は分かりやすく整理されていると、観光客は迷うことなく必要な情報にアクセスできます。
4. 魅力的な写真とビジュアル

高品質な写真: 施設や提供するシーシャの写真は高品質で魅力的なものを使用しましょう。視覚的な魅力があり、雰囲気を伝えることが期待されるためです。
5. イベント情報と特典の明示

特典やイベントの強調: イベント情報や特典はウェブサイト上で明示的に表示し、来店の際の特別な体験や割引などを強調しましょう。これは観光客にとって魅力的な要素となります

外国人旅行者が信頼する口コミサイト

外国人旅行者が信頼する口コミサイトはいくつかあります。以下は、主要な口コミサイトのいくつかです。ただし、口コミの信頼性は個々の体験に基づいており、主観的な意見も含まれるため、留意が必要です。

TripAdvisor(トリップアドバイザー):

グローバルで非常に有名な旅行者向けの口コミサイトです。
レストラン、ホテル、観光スポットなど様々なカテゴリーに対する口コミや評価が掲載されています。
多言語対応で、世界中の旅行者が利用しています。

Google マップ:

Google マップは、ユーザーがレストランや観光スポットに関する評価や口コミを投稿できるプラットフォームです。
世界中で利用されており、多くの旅行者が事前に情報収集やレビューの確認に活用しています。

Yelp(イェルプ):

米国を中心に展開しているレビューサイトで、レストランやカフェ、ショッピングなど幅広いジャンルのレビューがあります。
特に北米地域でよく利用されています。

Booking.com:

主に宿泊施設に特化した予約サイトですが、ユーザーが宿泊先に関する評価やレビューを残すことができます。
多言語サポートがあり、国際的な利用が一般的です。

Facebook レビュー:

Facebookページには、訪れた人が評価や口コミを残すことができる機能があります。
特に観光地やレストランの公式ページでよく利用されています。

OpenTable(オープンテーブル):

主にレストラン予約に特化したサービスで、利用者がレストランに対するレビューや評価を投稿できます。
主に北米やヨーロッパで人気があります。
これらの口コミサイトは、外国人旅行者が信頼して情報収集や意思決定に利用する場所です。シーシャビジネスが口コミサイトで肯定的な評価を得ることは、観光客の信頼を築くために重要です。

カンのいい経営者の方ならやるべきことが見えてきたのではないでしょうか?
次回はより掘り下げていきます。

弊社Cyberchillではシーシャ屋の開業支援を行っています

弊社Cyberchillではシーシャ屋の開業支援、コンサルを行っております。

主に手助けできる内容としては以下になります。

 

1:弊社お取り扱い商品の卸売り

 

2:シーシャ屋開業支援

系列実店舗の出張販売免許を貸し出せます。費用は月額2980円です。輸入用小売用と2種あるのでお取り扱いできないブランドはなく商品は今後も増やします。

 

3:オペレーション指導ご相談

コンカフェ寄りの店舗も出現しメイドも作れるのを見る限り誰でもできるように思えます。

しかし実はシーシャは技量の差がかなり出ます。他店をみてもワンオペ店主の方が明らかに美味い傾向があるのは量が質を担保していると言わざるを得ません。弊社は年間に2千本以上作っている技術者がおり、最新ギアやフレーバーの入手も早く試行錯誤をしていますから一歩進んでいます。ノウハウ提供可能です。置いておくべき定番フレーバーの提案からコンセプトに合わせたメニュー表の提案もできます。

 

4:輸入代行/自社ブランド製品構築、名入れ、OEMのコンサルティング

※提案も可能ですが相手国、企業を指名して頂ければ交渉します。

ブランド名や店舗名を刻印したギアがあるだけでブランディング力が違います。

 

5;開業における手続相談/税務相談

顧問弁護士/税理士のバックアップの元、当社がもつ知見からのアドバイスを致します。予算を抑えてギリギリの開業の際の保健所の検査の勘所もご教示します。

 

 

ネットの情報は正確ではないものが散見されるうえ地域性や市場の差異が考慮されていないものもあります。

Lineでのお問合せも可能です。

 

今回の記事を見て、シーシャ屋を実際に開業したいとお考えの方は是非一度ご相談ください。

Line@:CYBERCHILL

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