シーシャ(水タバコ)は最近若者を中心にますます人気が出ています。
シーシャを出しているお店などで、大きな煙をおしゃれに出している人を見かけることも多々あるかと思います。
しかし、シーシャの煙の正しい吸い方を知っている人はかなり少ないです。
実際にシーシャは、同じ煙を楽しむ嗜好品のタバコとは吸い方がかなり違います。
今回は、主にシーシャ初心者の方に向けて、美味しく煙を楽しむことができる正しいシーシャの吸い方を紹介します。
正しい吸い方を知っているだけで、味の感じ方が大きく変わってくるので是非参考にしてください。
目次
煙を美味しく楽しむシーシャの吸い方3ステップ
シーシャの煙を美味しく最大限楽しむには、以下の3つのステップを踏む必要があります。
- 腹式呼吸で大きく煙を吸い込む
- 煙を溜め込まずに、ゆっくりとすぐに吐き出す
- 一定の間隔とペースを保ちながら吸う
1.腹式呼吸で大きく煙を吸い込む
シーシャで煙を吸うときのコツは、腹式呼吸です。
肺の力だけで煙を吸おうとする人が多いですが、それでは少量の煙しか吸い込むことができません。
煙が少なくなってしまうと、シーシャの味も感じづらくなってしまいます。
しかし、腹式呼吸でダイナミックに吸うことを意識するだけで吸い込める煙の量がかなり増えます。
より、具体的に説明すると、少しお腹に力を入れる意識をしながら、大きく深呼吸をするように煙を吸い込むとうまくいきます。
2.煙を溜め込まずに、ゆっくりとすぐに吐き出す
煙を吐き出すパートが、シーシャとタバコで最も違いが出る部分であると同時に、シーシャの味を美味しく感じられるかどうかを左右するパートになります。
シーシャの煙は、基本的に肺に入れるものですが、タバコと違って、長く煙を体内に留めません。
大きく吸い込んで吸い終わったら息を止めずに、すぐに吐き出すのが正しい吸い方です。
「すぐに吐き出してしまうと肺に煙が入らないのでは?」と思う人もいるかと思いますが、シーシャの煙は大きく吸ってから吐き出すまでの一瞬で肺に入る量が適量なので問題ありません。
そして煙を吐き出すときも注意が必要で、タバコのように「フーっ」と力強く吐きだきだすのはNGです。
口をぼんやり開けて、吐いてるのか吐いていないのかわからないくらいゆっくりと自然に毛煙が出ていくイメージで吐き出します。
イメージとしてはあくびをするように煙を吐き出すとうまく味を感じることができます。
3.一定の間隔とペースを保ちながら吸う
美味しく煙を吸うためには、吸うペースも非常に大事になってきます。
初心者の人にありがちな例として、煙が美味しくて短い感覚で何度も吸ってしまうことがありますが、これはあまり良くない例です。
連続でシーシャを吸ってしまうと、脳が酸欠状態になってしまってめまいや立ちくらみが起きてしまったりします。
また、シーシャにまだあまり慣れていない人や、普段タバコなどを吸わない人は、フレーバーによって、「ヤニクラ」というめまいなどがする現象が起きてしまいます。
かといって、吸う感覚を長く開けてしまいすぎると、フレーバーに空気が送り込まれず、伝わる熱の量が安定しなくなってしまうので、味がきつくなってしまうことがあります。
1番理想的なペースは以下の通りです。
- 通常時:1分に1〜2回
- 少し休憩しながらゆっくり吸いたいとき:2〜3分に1回
ペースをしっかり守ることで、安全にかつ美味しくシーシャを楽しむことができます。
シーシャの吸い方でよくある勘違い
先述したことと少し被ってしまう部分もありますが、シーシャの吸い方で良くありがちなNG例を紹介します。
わかっていても、最初のうちはついついやりがちなので注意してください!
- 煙を勢いよく吐き出してしまう
- 煙を吸い込んで、一度息を止めてしまう
煙を勢いよく吐き出してしまう
初心者の人がついついやってしまいがちな吸い方で最も多いのが、煙を勢いよく吐き出してしまうことです。
シーシャは煙の量が多いので、勢いよく「フーっ」と吐き出したくなる気持ちも良くわかります。
しかし、これをしてしまうと逆に煙の量が少なくなってしまいます。
さらに、シーシャは煙を吐き出すときが最もフレーバーの味を濃く感じることができる瞬間です。
勢いよく煙を吐き出してしまうと、味を感じられずに終わってしまうのでシーシャの魅力が半減してしまいます。
ゆっくりと、口をポカーンと開けてゆっくり煙が自然と出ていくようなイメージで吐くと最も美味しく煙を感じることができるので意識しましょう。
煙を吸い込んで、一度息を止めてしまう
煙を吸ってから、一度体内に留めようと息を止めてしまうのも、初心者がやりがちな良くない吸い方です。
息を止めようとしている人はおそらく、肺にきちんと煙を送る目的で息を止めているかと思います。
しかし、シーシャの煙の醍醐味は、肺に煙をたくさん送ることではなく、吐き出す時に感じる香りや味にあります。
肺に入れる量は、大きく吸って吐き出すときの一瞬で十分です。
逆に息を止めて煙を体に留めてしまうと、吐き出す煙の量が少なくなってしまったり、吐き出すときにむせてしまうことがあります。
息を止めずに、煙を吸ったらすぐに吐き出すことを常に意識するようにしてください。
シーシャの煙で輪っかを作る方法
シーシャは煙の量が多いため、慣れると煙を使って色々なトリックで楽しめます。
その中でも1番有名で初心者でも取り組みやすいのが煙で輪っかを作るトリックです。
コツさえ掴めば初心者の人でも1日で覚えることができます。
煙で輪っかを作るには、以下の手順で行います。
- 口を円形の形に大きく開く
- 喉を締めるような感覚で、煙を吐き出す
1.口を円形の形に大きく開く
口を大きな円の形にすると綺麗な輪っかを作れます。
具体的には以下の手順で口を開けてください。
- 大きく口を開けながら、ひらがなの「あー」と発音する
- 「あー」と発音しながらひらがなの「お」を発音するように口の形を切り替える
この状態が、シーシャの煙で輪っかを作る際の正しいやり方です。
ポイントとしては「お」の発音のときに、上唇の裏側を歯茎に押し当てるようにすると綺麗な形になります。
よくあるダメな例として、「お」の発音に切り替えるときに、口の形が小さくなってしまうことがありますが、そうなると綺麗な輪っかができません。
なるべく、「あー」の発音のときから、口の形を小さくしないように意識しましょう。
また、この口の形を作るとき、舌の位置は下歯茎の少しコリコリした部分に舌の先端が着くようにしましょう。
舌の位置をこの位置にすることで、口の中を球体にすることができ、煙で輪っかを作りやすくなります。
2.喉を締めるような感覚で、煙を吐き出す
綺麗に口の形を作れたら、その形のまま、喉を締めるような感じで煙を吐き出します。
「喉を締めるような感覚」がなかなかイメージしづらいかもしれません。
1番わかりやすい例えは「こほっ、こほっ」と小さく小刻みに咳をするような感覚です。
最初は「こほっ、こほっ」と実際に声を出しながら喉に手を当てて喉が締まる感覚をつかみます。
そして、感覚が掴めたら、なるべく音を出さないように喉を締めます。
その喉を締めるときの反動で煙を押し出すような感覚で吐くと、まっすぐ輪っかの煙が前に飛んでいきます。
輪っかを作る感覚が掴めている人の煙はこうなる
いきなり最初から輪っかを作れる人は少ないかと思います。
ただし、輪っかを作る感覚が掴めている人の煙には特徴があるのでそれを指標にすると良いでしょう。
輪っかを作る感覚が掴めている人の煙は、小刻みに煙が吐き出されて、吐いた煙が上や下に気流が巻いていたら良い兆候です。
逆に、まだ感覚が掴めていない人は、普通に煙を吐き出しているときのように、煙が途切れず、長い尾を引いて吐き出されている状態です。
煙がこの状態になっている人は、おそらく喉を締める感覚が掴めていないので、再度「こほっ、こほっ」と実際に声を出しながら、喉を締める感覚をつかんでいきましょう。
まとめ
今回は美味しく煙を楽しむシーシャの吸い方を共有しました。
改めて認識して欲しいポイントは、シーシャの煙は吸うときではなく、吐くときに最も味を楽しむことができる点です。
初心者の方で、うまく吸えないなと感じている人はまずは大きく吸って、息を止めずにゆっくり吐くのを意識して、煙を吐いているときに味を感じるように意識していくと、煙を楽しんでいる実感が持てます。
普段、タバコを吸う人は、シーシャとタバコは煙の吸い方が大きく異なることを理解した上で吸うと、美味しく吸えるでしょう。
是非今回の記事を参考に、美味しくシーシャを楽しんでもらえると幸いです。