Dynavap(ダイナバップ)使い方

Dynavapに限らずヴェポライザー全般に言えることですが、届いたらはやる気持ちを抑えていったん洗浄したほうがいいとされています。製造時についた機械油などが残っている可能性がゼロではないといわれています。(私はそこまでは気にせず慣らし運転はメンソール系のシャグ、コルツクリアメンソールか、チェシャグの緑でいきなり慣らし運転してしまいます。メンソールは7難隠すので多少のケミカル感があったとしても”飛ぶ”ので)洗浄ですが無水エタノール、100均で売っているもので良いです。これにつけて綿棒とかで拭けばいいと思います。(私は食器乾燥機にかけることもある)新品のDynavapのキャップは多少緩い場合があります。2019mではわりとあります(Dyanvap製品にも時々個性はあります)スポスポ抜けるほどユルい場合はロゴが書いてる部分を軽く内側に曲げると改善します。

エアフローについて:全員がそうだとは限らないのですがほとんどの方がDynavapのドローは重め、エアフローは全閉気味で吸ったほうがうまいと感じるはずです。Mシリーズをご利用の方はOringの位置をずらすことで穴をふさいでドローを重くすることが可能ですし、チタンのomniシリーズを利用の方は機構で調整が可能です。(マウスピースを押しまわしてください。左回転で締め、右回転で緩みます)ここで重要なのがDynawaxです。Dynavapは基本的にフルメカニカルでバラして洗浄が楽、頑丈でまず壊れないのですが最も懸念される消耗品のひとつがo-ringです。カラッカラに乾ききった状態で動かすとちぎれてしまうことがあります。私は2本やった時点で学習し、以降はo-ring動かすときはwaxを必ずつかうようにしています。このへん面倒な方は基本的には指でふさげばいい、と覚えておけばいいと思います。なぜかというと、Dyanvapの真髄は2セッション目にありましてここが一番うまくてほかのヴェポライザーの追随を一切許さないとまで私は考えるのですがこのさい、最初は全閉ぎみに徐々に穴を大きくひらくように指を動かしてす~っと吸うのが正義だと思っています。機構でやらなくとも指で結局これをやっているので・・。

点火について。

Dynavapの喫味はここで相当大きく左右されます。ライターの種類、いっていまえば火力、角度によって本当に全く違います。あとはあぶる位置です。Dyanvapは加熱して適温になるとカチッ、カチッ(2回目のほうが音が大きい)と2回クリック音で知らせてくれるのですが、これは金属の熱膨張による仕組みを利用しているものと考えられておりこの機構がキャップの天面に隠されています。つまりこの部分に近いところ・・先端をあぶるとクリック音が鳴るのが早くなるので低温気味に。逆に根本部分をあぶると熱伝導の時間差がありますので高温気味になります。含有する金属の種類や比率は非公開情報ですが、これを変更することで実現したのが低温キャップとなります。Dynavapの今後の発展性につながる部分であり彼らのアイデアの心臓部です。

Dynavapの公式はデニムに例えていますがおろしたての新品capと使い込んだcapはクリック音が鳴るまでに多少の時間差があります。人によって好みはあると思いますが、比較的新しいcapの場合はクリック音が鳴ってから1秒ぐらいは粘って追いあぶりをしたほうがいいように私は思えます。この追いあぶりがうまくキマったときは個人的に至高なのでつい粘りますがやりすぎるとコゲてしまうので難しいところなのですが・・・