シーシャラウンジは1ヶ月で炭を何kg使う?席数・営業日数別の消費量目安と発注計算

この記事の結論

この記事の結論(先に要点)
– シーシャ1台(1セッション)あたりのキューブ炭消費は 約60〜90g(24mmキューブで3〜4個)。一般的なラウンジの提供形態だと 1セッション=実質75g前後 で見積もると外さない。
小型ラウンジ(10席・週6営業)で月およそ45〜70kg中型(20席・週7営業)で月およそ110〜170kg大型(30席以上・回転高め)で月200kg超が現実的なレンジ。
– 炭は「単価」より 「kgあたりキューブ何個取れるか=1セッション原価」 で見るのが正解。1kg=約100個(24mmキューブ換算)なら、炭の1セッション原価はおおむね90〜135円(10kgバルク約1,200円/kgなら約90円、1kg少量買いの1,800円/kgなら約135円)。これはドリンク1杯の原価より軽い。
– 発注の鉄則は 「平均月消費 ×1.5ヶ月=常時在庫」。湿気とロット切れで黒く崩れる炭は精度が命。週末偏重の店は金土の山に在庫を合わせる。
– 炭だけ最適化しても利益は伸びない。同時に減る使い捨てマウスピース(1セッション1個=店の仕入値で約11円/個。100個袋 約1,100〜1,180円) をまとめて補給設計するのが、ラウンジの消耗品コスト管理の本丸。

シーシャラウンジは1ヶ月で炭を何kg使う?席数・営業日数別の消費量目安と発注計算

目次

なぜ「炭の月間消費kg」を正しく掴む必要があるのか

シーシャラウンジの原価で意外と見落とされるのが炭です。フレーバー(タバコ葉/ノンニコ)に目が行きがちですが、炭は「毎セッション必ず・複数個・燃やし切り=再利用ゼロ」 の純消耗品。回転が上がるほどリニアに減ります。

ここを感覚(「だいたい箱でこのくらい」)で回していると、次の3つが必ず起きます。

  1. 週末に切らす — 金土に客が集中する業態なのに、平日ペースで発注して山場で在庫が尽きる。
  2. 過剰在庫で炭が劣化 — ココナッツ炭は湿気を吸うと着火が悪くなり、煙量・持ちが落ちてクレームになる。買いすぎも損。
  3. 原価が見えない — 「炭代いくらかかってるか」を1セッション単位で言えない店は、価格改定もコスト交渉もできない。

この記事は、席数 × 営業日数 × 回転 から月間消費kgを逆算し、発注ロットと安全在庫まで一気に出せるようにするためのものです。数値は店が実際に払う小売価格相場(後述)に基づいています。


シーシャラウンジは1ヶ月で炭を何kg使う?席数・営業日数別の消費量目安と発注計算

1セッションあたりの炭消費量:基準は「60〜90g」

まず最小単位から固めます。シーシャ1台を1組に提供する=1セッションあたりの炭消費は、提供スタイルで次のように分かれます。

提供スタイル 1セッションの炭量 24mmキューブ換算 備考
ライト(短時間・1チャージ) 約45〜60g 2〜3個 チャージ少なめ、客滞在60分前後
標準(ラウンジの平均) 約60〜90g 3〜4個 途中で炭追加1回を含む。最も一般的
ヘビー(長時間・追い炭多い) 約90〜140g 4〜6個 滞在2時間超、複数回チャージ・追い炭

MEMO

設計値:1セッション=75g(24mmキューブ4個)で見積もる。
標準ゾーンのやや上を取るのは、(a) 火起こし時に火が回らず捨てる炭、(b) 折れ・粉化のロスを織り込むため。実運用ではこのロスが5〜10%乗ります。

キューブサイズで個数が変わる点に注意

ラウンジで主流のキューブ炭は 22mm / 25mm(いわゆる「キューブ」「フラット」) が中心。同じ「3〜4個」でもサイズが違えば重さが変わります。重さ(g/kg)で管理するのが結局いちばんブレません。本記事は一貫して「g・kg」で通します。


席数・営業日数別:月間炭消費量シミュレーション

ここが本題です。計算式はシンプルです。

月間炭消費(kg) = 席数 × 1席あたり1日のセッション数 × 1セッションの炭量(75g) × 月間営業日数 ÷ 1000

「1席あたり1日のセッション数(回転)」が効きます。ラウンジは滞在が長いので 1席=1日1.0〜1.5回転 が現実的(週末や立地の良い店で2回転に近づく)。以下、回転1.2 を標準ケースとして3規模で試算します。

小型ラウンジ:10席

営業ペース 月営業日数 月間セッション数 月間炭消費
週5営業・回転1.0 約22日 約220 約16.5kg
週6営業・回転1.2 約26日 約312 約23kg
週6営業・回転1.5(週末強い) 約26日 約390 約29kg

→ 小型は 月15〜30kg がコアレンジ。週末偏重なら上限寄り。

中型ラウンジ:20席

営業ペース 月営業日数 月間セッション数 月間炭消費
週6営業・回転1.0 約26日 約520 約39kg
週7営業・回転1.2 約30日 約720 約54kg
週7営業・回転1.5 約30日 約900 約68kg

→ 中型は 月40〜70kg。10kg袋なら月4〜7袋ペース。

大型ラウンジ:30席

営業ペース 月営業日数 月間セッション数 月間炭消費
週7営業・回転1.0 約30日 約900 約68kg
週7営業・回転1.2 約30日 約1,080 約81kg
週7営業・回転1.5(繁華街・高回転) 約30日 約1,350 約101kg

→ 大型は 月70〜100kg超。複数フロア/40席級・高回転だと 月150〜200kg に届きます。

早見表

早見表(標準=回転1.2・週7・1セッション75gで概算)
– 10席 → 約27kg/月
– 15席 → 約40kg/月
– 20席 → 約54kg/月
– 30席 → 約81kg/月
– 40席 → 約108kg/月


炭の「1セッション原価」で考える:単価より個数効率

ラウンジ経営で見るべきは炭の袋単価ではなく 「1セッションあたり炭がいくらか」。ここを出すと、価格設定もロット選びも一発で判断できます。

ココナッツキューブ炭は、1kgでおおむね100個前後(24mmキューブ換算) 取れます。1セッション=4個なら 1kgで約25セッション分

店が実際に払う小売価格相場の目安(税込)で見ると:

ロット 小売価格相場の目安 kgあたり 1セッション原価(4個=約40g〜75g)
1kg 約1,800円 約1,800円/kg 約72〜135円
10kg(バルク) 約12,000円 約1,200円/kg 約48〜90円

POINT

重要な気づき:炭の1セッション原価は数十円〜100円台前半。 ドリンク1杯の原価より軽く、シーシャ提供価格(1,500〜2,500円)に対して炭コストは数%です。
だからこそ「炭を安い店から1袋ずつ買って送料で消耗する」のは筋が悪い。ラウンジは“安さ”でなく“切らさない供給”で炭を選ぶべきです。

月間の炭コスト試算(小売価格相場ベース)

上の早見表に、10kgバルク購入想定の小売価格相場1,200円/kgを掛けるだけです(少量1kg買いなら1,800円/kgで上振れ)。

規模 月間消費 月間炭コスト(10kgバルク1,200円/kg・目安)
小型10席 約27kg 約32,400円
中型20席 約54kg 約64,800円
大型30席 約81kg 約97,200円

中型ラウンジでも炭は月6〜7万円規模(少量買いだと月10万円近くまで上振れ)。客単価×セッション数の売上に対して小さい固定費ですが、切らした時の機会損失(週末ピークで提供不可)の方がはるかに高くつく。だから在庫設計が要になります。


発注計算:常時在庫・発注点・ロットの決め方

ステップ1:平均月消費を出す(直近3ヶ月の実績で)

レシートやPOSのシーシャ提供数(=セッション数)が分かるなら、実セッション数 × 75g が最も正確。POSがなければ上の早見表で代用してスタートし、3ヶ月で実績補正します。

ステップ2:安全在庫=平均月消費 ×1.5ヶ月

常時持っておく在庫(kg) = 平均月消費(kg) × 1.5
発注点(kg)          = 平均月消費(kg) × 0.5(=半月分を切ったら発注)

なぜ1.5ヶ月か:
– 炭は 湿気で劣化するので半年分の買い溜めは不可。1.5ヶ月が「切らさない×劣化させない」の現実的バランス。
– 仕入のリードタイム(注文〜着荷)と、ロット欠品リスク(人気炭は流通品ゆえ一時的に手に入らないことがある)を吸収する。

ステップ3:規模別の発注プラン例

規模 平均月消費 常時在庫(×1.5) 発注点(×0.5) 推奨ロット運用
小型10席 約27kg 約40kg 約14kg 10kg袋×4を常備、半月切ったら2袋追加
中型20席 約54kg 約81kg 約27kg 10kg袋×8常備、月1まとめ発注
大型30席 約81kg 約122kg 約41kg 10kg袋×12常備、隔週発注で平準化

MEMO

週末偏重の店の補正:金土に消費の50%以上が集中する業態は、「金曜朝に最低でも“その週末の見込み消費 ×2”が棚にある」 をルール化する。月平均だけ見ると週末に落ちる典型パターンを防げます。

ステップ4:バルク(10kg)はB2B直販ルートで取る

炭は重い。1袋ずつ通販で買うと送料が原価を食う。ラウンジのように月数十kg回す事業者は、10kg/バルクを業務用ルート(B2B直販・卸)でまとめて取るのが正解です。CyberChillでも10kgバルクはAmazon経由でなくラウンジ向けの業務用補給ルートに寄せています(送料・手数料を抜いて供給を安定させるため)。


炭と一緒に必ず減る消耗品:マウスピースの補給設計

炭の月消費を掴んだら、同じ式で減るもう一つの消耗品=使い捨てマウスピースを同時に設計しておくと、補給がまとめて1本化できます。

  • 衛生提供のラウンジは 1セッション=1人1個(複数人卓なら人数分) が基本。
  • 1セッション平均2.5人とすると、炭1セッション=マウスピース約2.5個
  • 使い捨てマウスピースの店の仕入値は 約11円/個(100個袋 約1,100〜1,180円)、提供価格に対してほぼ誤差。

規模別:マウスピース月間消費の目安

規模 月間セッション 平均人数2.5人で必要MP 100個袋換算
小型10席 約360 約900個 約9袋
中型20席 約720 約1,800個 約18袋
大型30席 約1,080 約2,700個 約27袋

POINT

ポイント:炭とマウスピースは「同じ回転で減る」ので発注サイクルを揃えられる。 月1回の補給で「炭◯kg+MP◯袋」をワンオーダーにすると、発注の手間も送料も最小化できます。CyberChillの 使い捨てマウスピース100個袋(業務用) はまさにこの業務用補給を前提にした主力消耗品です。


よくある質問(FAQ)

Qシーシャ1台で炭は何g使いますか?

A. 標準的なラウンジ提供で 1セッションあたり約60〜90g(24mmキューブで3〜4個) です。途中の追い炭を含めた実運用では 75g前後 で見積もると安全です。ロス(火が回らず捨てる炭・粉化)を5〜10%上乗せして計算してください。

Q20席のラウンジは月にどれくらい炭を使いますか?

A. 週7営業・回転1.2の標準ケースで 月およそ54kg。週末が強い店は 70kg近く まで上がります。10kg袋に換算して 月5〜7袋ペースが目安です。

Q炭は1kg袋と10kgバルク、どちらが得ですか?

A. 10kgバルクはkg単価が約1,200円/kgまで下がり、1kg少量買いの約1,800円/kgより3〜4割安いので、月数十kg使うラウンジは10kgバルク一択です。1kg袋を都度買うと単価も送料も原価を圧迫します。ただしバルクは湿気劣化を避けるため1.5ヶ月で使い切る量に留めるのが鉄則。重量物なので業務用のB2B/卸ルートで取るのが効率的です。

Q炭の在庫はどれくらい持っておくべきですか?

A. 平均月消費 ×1.5ヶ月分を常時在庫の基準にしてください。発注点は 半月分(×0.5)を切ったら発注。週末偏重の店は「金曜朝に週末見込みの2倍が棚にある」を別ルールで担保します。

Q炭のコストはシーシャ提供価格の何%くらいですか?

A. 1セッションあたり炭原価は約90〜135円(10kgバルク1,200円/kgなら約90円、1kg少量買いの1,800円/kgなら約135円)。提供価格1,500〜2,500円に対して数%程度です。炭は利益を削る要因というより「切らすと売上が止まる」純消耗品。コスト削減より供給安定を優先すべき品目です。

Q炭以外に同じペースで減る消耗品は?

A. 使い捨てマウスピースです。衛生提供のラウンジでは1セッションで人数分(平均2.5個)消費します。店の仕入値は1個約11円(100個袋 約1,100〜1,180円)。炭と発注サイクルを揃えて「炭+MP」をワンオーダーにすると補給が一本化できます。

Qキューブのサイズで計算は変わりますか?

A. 変わります。22mmと25mmでは1個の重さが違うため、個数でなく重さ(g・kg)で管理するのが最も正確です。本記事の早見表はすべてg/kg基準なのでサイズ違いでもそのまま使えます。


まとめ:今日からできる炭の在庫設計

  1. 1セッション=75g で自店のセッション数に掛け、月間消費kgを出す。
  2. 早見表で規模感を確認(10席≒27kg / 20席≒54kg / 30席≒81kg)。
  3. 常時在庫=月消費×1.5、発注点=月消費×0.5 をルール化。
  4. 10kgバルクをB2B/卸ルートで取り、送料負けを避ける。
  5. マウスピースも同じ回転で発注を一本化して補給の手間と送料を圧縮。

MEMO

CyberChill(運営:株式会社CHKGROUP)は、シーシャラウンジ向けの業務用消耗品の継続供給を軸にしています。炭の10kgバルク、使い捨てマウスピース100個袋(業務用)、ホース・ガスケット・清掃ブラシ・ボウルといった反復消費品をまとめて補給できる「ラウンジの補給基地」として、法人・業務用の継続発注に対応しています。OEM備品や業務用ロットのご相談も承ります。


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