ゆっくり解説 ヴェポライザーで吸う タバコ、シャグ パイプ葉

 

 

目次

パイプ葉の解説

フレーバード系パイプ葉の解説

霊夢: ねえ魔理沙、最近「ヴェポライザーでパイプ葉を楽しむ」って話題を聞いたんだけど、特にフレーバード系って美味しいのかな?初心者だけど甘い香りの煙草葉に興味津々だよ!

魔理沙: おっ、霊夢もついにヴェポライザー(加熱式パイプ)に手を出すのか!フレーバード系ってのは簡単に言えば着香タバコだぜ。バニラやフルーツ、リキュールなんかで香り付けされたパイプ葉のことさ。

よくパウチを開けるとケーキみたいな甘い匂いがするやつだな。

霊夢: ケーキみたいな匂い!それはそそられるわね~。ヴェポライザーで吸ったら部屋中がスイーツの香りになりそう!

魔理沙: 確かに部屋のルームノート(残り香)は甘くていい匂いになるから、周りウケもいいのがフレーバード系の魅力だ。

特にバニラ系なんかは王道で、コルツ・バニラなんて銘柄は「バニラシャグの代名詞」とまで言われてる。有名すぎて嗅いだら「あ、この匂い知ってる!」ってなるやつだぜ。

しかもバージニア・バーレー・オリエント葉のブレンドでタバコ自体のコクもある。本格派の甘さだな。ヴェポライザーでゆっくりバニラの香りを堪能すると幸せだって言われてるんだ。

霊夢: いいわねえ…バニラの香りをじっくり味わうとか絶対幸せじゃない。それに果物系もあるって言ってたけど、どんなのがあるの?

魔理沙: 果物系(フルーツフレーバー)も色々あるぜ。例えばドイツ産のエクセレントシリーズはパイナップル、マンゴー、アップルなんか色々出してて、開封するとまるでフルーツポンチ!南国リゾート気分になれる。

甘酸っぱい香りが癒し効果抜群だが、ちゃんとタバコ葉自体も上質で吸いごたえはしっかりしてる

他にもチェリー風味とかチョコレート風味なんてのもあるぞ。シガレットでは味わえないデザート感覚だ。

霊夢: すごーい、まるでお菓子の博覧会!ところでヴェポライザーで吸うとフレーバーの感じ方って変わるの?火をつけるのと比べて。

魔理沙: いい質問だぜ。ヴェポライザーは葉を加熱するだけで燃やさないから、香料のピュアな蒸気を楽しめるんだ。例えばバニラなんかは燃やすと香ばしさと一緒に甘さが減るけど、ヴェポなら甘い香りがダイレクトに来る。

実際「バニラ感を存分に味わいたいならヴェポライザーがオススメ」って声もあるくらいさ

フルーツ系も同じで、マンゴーならマンゴーのジューシーな蒸気が、アップルならほんのりリンゴの甘みが感じられるぞ。

霊夢: へえ~、まさに香りを食べる感じね!吸うっていうより芳香浴みたいな?

魔理沙: そうだな、アロマテラピー感覚に近いかも。煙を出さない分、香りをじっくり味わえる特にメンソール系はヴェポライザーとの相性が抜群だ。ミントの清涼感が直接喉にスーッと来て気持ちいいんだぜ。

例えばチョイス・クールミントなんかは「まるでチョコミントみたいな芳ばしさも感じられる!」って評判だし、思い切り強力メンソールのブラックメンソール系シャグなんてヴェポで吸うとさらに爽快感アップでもはや鼻がスースー通り越して寒いくらいだとか(笑)。

霊夢: ひゃ~、それは涼しそうね!夏場にエアコン要らず…は言い過ぎか。でも想像しただけで鼻がスースーするわ。

魔理沙: はは、やりすぎると寒くなるかもな。冗談はさておき、フレーバード系は加湿状態にも気を配りたい。香りを付けるためにシロップやグリセリンが含まれててしっとりしてる葉も多いんだ。袋を開けたてだとベタベタなくらい湿ってることもある。

適度な湿度ならまろやかだけど、湿りすぎは火付き(ヴェポの場合は蒸気の出方)が悪くなるし、逆に乾燥しすぎると風味が飛ぶ上に辛味が出てしまう。だから保管は大事だぜ。

霊夢: 湿りすぎてもダメ、乾きすぎてもダメ…難しいわね。どんな風に保管すればいいの?

魔理沙: 基本は密閉容器に入れて湿度管理することだな。開封後そのままだと日本の気候でもすぐ乾燥しちまう。

おすすめはガラスジャーや密閉タッパーに入れて、ボヴェダ(Boveda)みたいな調湿剤を一緒に入れる方法さ。ボヴェダは湿度65%とか72%とか色々種類があって、入れておくと容器内を自動でその湿度に保ってくれる優れものなんだ。フレーバード系なら65~70%くらいが目安かな。それ以上高いとカビの危険も出てくるから注意だ。

霊夢: カビは怖い!せっかくのバニラタバコがカビバニラになったら泣いちゃう…。

魔理沙: だろ?だから湿度計付きのタバコジャーなんかも売ってるから、心配なら使うといい。あと葉が均一に加湿されるように、ときどき容器の中で葉っぱをかき混ぜると尚良しだ。フレーバード系は特に糖分が多いからカビも生えやすいんで、定期チェックもお忘れなく。

霊夢: なるほどね~。なんかワインの熟成管理みたいで奥深い…。ところでヴェポライザー本体の話だけど、どんな機種がこの甘い葉っぱ向きなの?

魔理沙: いい質問だ。フレーバーを楽しむなら高品質なヴェポライザーを選びたい。具体的にはArizer(アライザー)とかDynavap(ダイナヴァップ)がおすすめだぜ。Arizer社のヴェポはガラスのエアパスで香りを純粋に楽しめるし、温度調節も細かくできて繊細な風味を壊しにくい。例えばArizer Solo 2なんかは低温から高温まで自由自在で、まず低めの温度(150~170℃程度)でバニラやフルーツの香り成分をメインに引き出して、それから徐々に温度を上げてニコチンを摂取…なんて芸当もできるんだ。

霊夢: ほえー、まさに職人技。でも自分のペースで温度上げられるのいいわね。Dynavapはどんな感じ?

魔理沙: Dynavapは電池不要の小型ヴェポライザーで、外からライターやバーナーで加熱するタイプだ。

金属のチャンバーに葉を詰めて加熱すると一定温度で「カチッ」って音が鳴って吸える合図になる仕組みだな。火加減で温度調節するアナログ感が逆に面白いんだ。慣れれば自分好みの吸いごたえを引き出せるぜ。フレーバード系をDynavapで吸うときは、炎を控えめに当てて優しめの加熱にすると香り豊かになる。逆に強火でガッツリ加熱すればニコチン多めで満足感アップ、と調整もできる。まるで料理を弱火・強火で味変するみたいだよな。

霊夢: なんかお腹すいてきた…。でも楽しそう!自分で火加減ってまさに職人芸だし、アナログなのにハイテクな感じ!

魔理沙: ふふ、ハマると沼だぜ。高性能ヴェポは他にもMightyとか色々あるが、ArizerやDynavapは特にタバコ派には定評がある。

安価なヴェポライザーでも吸えなくはないけど、フレーバード系は繊細だから温度ムラがあると風味を損ないやすい。できれば評判のいい機種を使ってくれ。

霊夢: 了解!まずはArizerでバニラの香りをスイーツ感覚で楽しんで、次はDynavapでフルーツシャーベットみたいなひんやりメンソール…想像が膨らむわ~。

魔理沙: お、すっかりその気だな?くれぐれもお菓子感覚とはいえニコチンは入ってるから吸いすぎには注意するんだぜ。甘くて美味しいからってデザート代わりに何本もやったらフラフラになるぞ?

霊夢: はーい、気をつけまーす!でもまあ、ゆっくり楽しむ分には甘い香りで癒やされて最高ね。よーし、さっそくバニラシャグ仕入れてヴェポライザー実践だ!ありがとう魔理沙!

魔理沙: どういたしましてだぜ!甘~い香りの世界、存分に堪能してくれよな。

ナチュラル系パイプ葉の解説

霊夢: 前回はフレーバーたっぷりの甘い葉っぱだったけど、ナチュラル系ってのも気になるわ。着香なしのストレートなタバコ葉って美味しいの?ヴェポライザーで吸う価値あるのかな?

魔理沙: もちろんだぜ。ナチュラル系は無添加・無香料のタバコ葉、そのものの風味を味わうタイプだな。

いわゆる「タバコ本来の味」を求める中~上級者に人気がある。フレーバーでごまかせないぶん、ごまかしが効かないガチ勝負の世界とも言えるが…ヴェポライザーならその繊細な風味を余すことなく楽しめるんだ。

霊夢: 繊細な風味って例えばどんな感じ?ただ苦いとか辛いだけじゃないの?

魔理沙: いやいや、とんでもない。銘柄やブレンドによって甘みやコク、時にはスモーキーさやナッツ感まで千差万別だぜ。例えば有名なアメリカンスピリット オリジナルブレンドってシャグがあるんだが、添加物ゼロのピュアな葉っぱゆえ開封直後はちょい辛めなんだ。でも適度に加湿してやると驚くほど甘く変化するって評判なんだぜ。

主成分はバージニア葉だから本来甘い素質があるんだな。それにこの銘柄、葉そのものが持つフルーティーな香りが特徴で、ヴェポライザーでじっくり香りを味わうのもオススメされている。

霊夢: へぇ~、同じ葉っぱでも水分で味が変わるなんて面白い!辛口が甘口に変身しちゃうのね。

魔理沙: そうなんだ。湿度管理で味が激変するのもナチュラル系の深いところだ。

実際「湿度が高めならまろやか、乾燥すると辛くなる」ってのはタバコ葉の基本知識だ。添加物がないナチュラル系ほどそれが顕著だぜ。だから保管時は特に乾燥厳禁!先ほど言った通り密閉して調湿剤を使うのがベストだ。70%前後の湿度が最適って言われているから、霊夢も葉っぱの保湿には気をつけるんだぞ。

霊夢: 了解!湿度計とボヴェダパック、私も導入するわ。ところで魔理沙のオススメのナチュラル系銘柄って何かある?

魔理沙: いっぱいあるが…そうだな、代表的なのをいくつか紹介するぜ。まずドラム(DRUM)。これは手巻きタバコ用無香料シャグの定番中の定番だ。

オランダ生まれで、適度にバージニアとバーレーがブレンドされてて程よい甘さと旨味がある。価格も手頃で量も多いからコスパ良し、初めてのナチュラル系にはピッタリだ。

霊夢: ドラムって名前は聞いたことあるかも。青いパッケージのやつ?

魔理沙: お、知ってるか。そうそう、その青いドラム缶みたいなデザインのやつだ。次にゴールデン・バージニア(Golden Virginia)。これも古くから愛されてるイギリス生まれのシャグさ。黄色いパウチで、日本でもコンビニで見かけたりする有名銘柄だな。バージニア葉主体でほんのり甘くマイルド、しっとり系の手触りで香りも上品なんだ。まさに名前通り黄金色の甘みが味わえるぜ。

霊夢: コンビニでも買えるんだ!それなら手に入れやすいし試してみたいかも。

魔理沙: ぜひ試せ。あとはチェ・シャグ(Che Shag)なんてのもあるぞ。チェ・ゲバラのパッケージが目印のルクセンブルク産シャグだ。無添加系だけどバランス良く甘さと辛さが調和してて癖が少ない。刻みも細かいから手巻き初心者でも巻きやすいし、若い世代にも人気って言われてる。他にもヴェポでも扱いやすくてクセのないレギュラータバコ風味を楽しめるはずだ。

霊夢: へー、ゲバラの絵があるとかオシャレね。なんか革命的な気分で吸えそう?

魔理沙: まあイメージ戦略もうまい銘柄だな(笑)。でも味は確かだ。次はちょっと上級者向けいくか。フランドリア・ブラック。これは一時期販売休止になってたけど復活した伝説的シャグだぜ。「かつおぶし系」なんて渋い香りの例えをされる、黒っぽい葉の重厚な香りが特徴さ。無香料シャグならではの自然で気品ある香ばしさとリッチな吸い応えで、一度ハマると忘れられない存在だ。たぶんラタキアとか火乾燥葉がブレンドされてて煙燻したような風味なんだろうな。ヴェポで吸うとその燻製香がダイレクトに感じられて、まさに焚き火を嗅いでるような気分になるぜ。

霊夢: か、かつおぶし!?お、お腹減ってくるネーミングだけど…燻製の香りってことか。なんだか和風なお部屋の匂いになりそう。

魔理沙: はは、確かに。実際、部屋が燻製小屋みたいになるからなかなかパンチあるぜ(笑)。でもそれがたまらんって人も多いんだ。この香りの正体は恐らくラタキア(Latakia)と呼ばれる特殊なオリエント葉で、杉やオークの煙で燻して黒くしたタバコだ。これが入ると一気にスモーキーになる。フランドリアブラックはその典型だな。

霊夢: ラタキア…初めて聞いた!燻製したタバコ葉か~。それってもう食べ物じゃん。

魔理沙: はは、確かにベーコンとか薫製チーズを想像するよな。ラタキア入りのブレンドは総称してイングリッシュブレンドなんて呼ばれてて、パイプタバコの世界では渋い大人の定番だ。ヴェポライザーで吸うと煙は出ないのに煙臭いという不思議体験になるぜ。あと機器に匂いが付きやすいから、ラタキア系ばかり吸うなら専用のヴェポを用意するとかチャンバーを洗浄するとかした方がいいかもな。ゴースト(臭い残り)がすごいんだこれが。

霊夢: 機械がスモークサーモンの香りになるのね…。確かに他の味に移りそうだわ。

魔理沙: まあそこも含めて味わい深いというか、一種の勲章みたいなもんだ。話を戻すとナチュラル系には他にも、小粋っていう和風テイストの刻み煙草もある。キセル用なんだが、畳や草原を思わせる懐かしい香りがすると言われてて、超微細に刻んであるからそのままだとヴェポのメッシュからこぼれちゃうかもだけど、工夫すれば吸えなくはない。国産葉100%で渋い趣があるぜ。

霊夢: 畳の匂い!?なんかおばあちゃん家みたいで落ち着きそう。ヴェポでお茶と一緒にキセル煙草を…ってオツね。

魔理沙: 渋すぎる組み合わせだが、面白いだろ?こういう色んな葉っぱを試せるのもヴェポの魅力だ。紙巻きだと既成品しか吸えないけど、ヴェポならシャグやパイプ葉を少量ずつ買って葉っぱの冒険ができるからな。

霊夢: 確かにコレクションし甲斐がありそう…。私もいろいろ集めたくなってきたわ。でもナチュラル系ってフレーバー無しだから、正直ちょっと吸いにくそうなイメージあったのよね。ヴェポなら平気かな?

魔理沙: ヴェポの利点はマイルドな吸い心地だ。燃やさない分タールも出ないし刺激が少ないから、ナチュラル系の持ち味をクリアに感じられる。

魔理沙: むしろ初心者こそヴェポでナチュラルを試すといいかもな。普通に火をつけるとキツくて咳き込むような葉でも、ヴェポなら「あれ、意外とイケる?」ってなることが多いぜ。

霊夢: そうなんだ!じゃあ私でも怖がらずに色々試せそうね。デビューはどれにしよう…ドラムかゴールデンバージニアあたりかな。

魔理沙: その辺が無難だな。慣れてきたらラタキア入りや濃厚系にも挑戦してみるといい。あとニコチン量も結構違うから注意な。バーレー多めの葉はニコチン強いからヴェポでもしっかり効く。最初はゆっくり少量ずつが原則だぜ。

霊夢: うん、ゆっくり楽しむ!…ゆっくり霊夢だけにね!なんちゃって。

魔理沙: お、自分で名前をネタにするとは余裕出てきたな(笑)。その調子でナチュラルのディープな世界も味わってくれ。

ヴェポライザーならではのタバコ葉探究、楽しんでな.

バージニア・バーレー・オリエント系パイプ葉の解説

霊夢: 魔理沙~!前回チラッと出てきたバージニアとかバーレーとかオリエントとかって何?急にカタカナ三連発で呪文唱えだしたのかと思ったわ。

魔理沙: ははは、タバコ三大葉の名前だぜ。パイプやシャグに使われる代表的な葉っぱの種類でな、それぞれ味や特徴が全然違うんだ。いわばタバコの世界の三種の神器みたいなものかな。これを知ると自分好みのブレンドを探しやすくなるし、ヴェポライザーで吸うときも「どの葉っぱ由来の味か」って想像できて面白さ倍増だ。

霊夢: 三種の神器!なんかカッコイイ。ぜひ極意を教えてください師匠!…ってことで、一つずつ教えてちょうだい。

魔理沙: よーし、じゃあまずバージニア(Virginia)からいくか。バージニア葉はタバコ葉の中でも甘みの強いエースだ。

日当たりの良い場所で育てて黄金色にキラキラ光るように乾燥させるから「ゴールデンリーフ」なんて呼ばれることもあるな。味は明るくて甘い、干し草みたいな香りとか蜂蜜みたいな甘さ、ちょっとシトラスっぽい酸味を感じることもある。紙巻きタバコの主原料でもあって万人受けする味だぜ.

霊夢: なんだか紅茶みたいね。蜂蜜レモンティー的な?お上品な感じ!

魔理沙: そうだな、実際アールグレイ風味のシャグなんてのもバージニア葉がベースだったりするし、紅茶っぽい優雅さがあるかも.

バージニア100%のパイプタバコなんかは初めは干し草香でも、熟成するとレーズンのような濃厚な甘みになったりと経年変化も楽しいんだ。ヴェポライザーで吸うと、その自然の甘さがすごく際立つ.

燃やすとどうしても甘みが煙に消えちゃう部分が、ヴェポならしっかり蒸気に乗ってくるからな。「お、砂糖入れてないのに甘い?」って驚くと思うぜ.

霊夢: おお…糖質オフのスイーツみたいで得した気分になりそう!でもバージニアって甘いぶん舌がヒリヒリするとか聞いたけど…。

魔理沙: 舌焼け(タングバイト)のことだな。確かにバージニアは糖分が多い分、燃やすと高温の蒸気で舌に刺激が来やすくてヒリつくことがある。でもヴェポライザーなら火を使わないから舌焼けしにくいんだ。温度もコントロールできるしな。むしろバージニアの弱点を補っていいとこ取りできるのがヴェポの強みだぜ.

霊夢: なるほど、甘いのに優しい…まさに二次元アイドルみたいな完璧さ!

魔理沙: どんな例えだよ(笑)。じゃ次、バーレー(Burley)に行こう。バーレー葉はバージニアとは対照的にほとんど甘くない。畑で育ててそのまま空気乾燥させるから色も茶色~黒に近くて、味はナッツのようなコクとかチョコレートのような香ばしさを持つと言われてる.

簡単に言うと渋くて土っぽい大人の味だな。その代わりニコチン含有量が高い!だから吸い応え(キック)が強くて満足感があるんだ.

霊夢: 甘くない渋いヤツ…なんかコーヒーで言うとブラックみたいな感じ?

魔理沙: おっ、上手い例えだ。バージニアがカフェオレならバーレーはブラックコーヒーってとこだな。バーレー単体の銘柄は少ないけど、有名どころだとチェスターフィールドってシャグ(手巻き用葉)がある。濃厚で苦み走った味わいが特徴だぜ。あとパイプタバコだとプリンス・アルバートなんて古典的銘柄がバーレーベースだ(日本じゃ手に入りにくいが)。ヴェポライザーでバーレーを味わうと、ほんのりナッティーな香りとかウッディな風味を感じられるな。甘みが少ない分、素材の渋みをダイレクトに味わえる.

霊夢: うーん、ちょっと大人すぎるかも?でもニコチン強めなら眠いときシャキッとしそう.

魔理沙: 実際、バーレー系はニコチン補給にはもってこいだ。紙巻きでも高ニコチンタバコはバーレー主体が多いしな。ヴェポだと温度高めにすればしっかりニコチンが出てくるから、朝一にバーレー多めの葉をガツンとやれば目が覚めること請け合いだぜ。ただし吸いすぎ注意!ふらつくほど効く可能性あるから加減は大事にな.

霊夢: はーい。カフェインと同じで摂りすぎ厳禁ね。じゃあ最後、オリエント(Oriental) お願い!

魔理沙: 出ましたオリエント!オリエント葉は東洋系の小粋な脇役だ。トルコやギリシャといった中近東で採れる小さな葉っぱで、太陽光でキレイに乾燥させるから独特のスパイシーでエキゾチックな香りがある.

香料じゃないのに「香る葉っぱ」って感じかな。単体で使われることは少なくて、ブレンドに少し加えるとグッと風味に奥行きが出る縁の下の力持ちってところだ.

霊夢: スパイシー!?まさか唐辛子味とかじゃないわよね…。

魔理沙: 辛いって意味じゃなくて、なんていうかお香とかスパイスっぽい芳香があるんだ。シナモンとかハーブみたいなニュアンスと言えばいいかな。燃やすと香ばしいお線香みたいな匂いになることもある。さっき言ったラタキアも元はこのオリエント葉を燻したもので、オリエント族の極端な例だな。普通のオリエント葉もほんのり香ばしくて上品だぜ.

霊夢: なんだか想像がつかないような…でもお香っぽいなら嫌いじゃないかも。ヴェポライザーだとどうなの?

魔理沙: ヴェポライザーとの相性も良いぞ。というかオリエント葉の繊細な香りこそヴェポで感じ取りたい部分だ.

燃やすと他の煙に紛れがちだけど、ヴェポなら「お、ちょっと花っぽい香りがする?」みたいに気づけるかもな。例えばオリエント葉主体の有名なパイプタバコにプレスタイジ(Presbyterian Mixture)ってブレンドがあるんだが、ラタキア少なめオリエント多めで、とてもオリエンタルな芳香が楽しめる。ヴェポでやるとそれはそれは芳醇な香りが広がって…まあ入手困難だし話半分に聞いといてくれ.

霊夢: プレ…何とか?名前もなんかお坊さんみたいで難しそう(笑)。でも香水みたいなタバコってことね。嗅いでみたいなぁ.

魔理沙: 香水に近い表現かもな!あとはシャグだとバリシャグ・オリエントなんて銘柄もあるし(バージニアとオリエント混合でマイルドな甘さ)、興味が湧いたら探してみるといい.

いずれにせよ、オリエント葉は入ってる量こそ少ないがブレンド全体の香りの輪郭を決める重要ポジションだ。ヴェポライザーで各種葉っぱを試すと「あ、これオリエント入ってるな?」とかだんだん分かってくるから面白いぜ.

霊夢: なんかワインのテイスティングみたい…「これはカベルネとメルローのブレンドですね」みたいな。タバコソムリエへの道だわ!

魔理沙: まさにタバコソムリエだな。ヴェポだとよりテイスティングしやすいから、そういう楽しみ方もできる。で、バージニア・バーレー・オリエントって言ったけど、実際のブレンドはたいていこれらを組み合わせて作られてるんだ.

たとえば「バージニア70%、バーレー20%、オリエント10%」みたいな配合にするとバランスの良いブレンドになるとか言われてて、紙巻きタバコの標準的ブレンド(アメリカンブレンド)はまさにそれなんだ。ヴェポ用に売ってるシャグも大体複数ブレンドだから、成分表示を見ると面白いぞ.

霊夢: へえ~、料理のレシピみたい!バージニアたっぷりにスパイス少々、みたいな.

魔理沙: そうそう、自分でブレンドする人もいるくらいだから、究極的には葉っぱを買い揃えてオリジナル調合も可能だ。ヴェポなら少量ずつ試せるから、「バニラシャグに手持ちのラタキア葉をちょい足しでバニラ薫製風味」なんて実験もできるぜ。無限の可能性があるな.

霊夢: バニラ薫製風味…すごそう。でもめちゃくちゃ面白そうねそれ!

魔理沙: 失敗しても少量なら被害少ないしな(笑)。ま、そこまで凝るかは人それぞれとして、最後に保管とヴェポライザー機種の話もちょっとだけ触れとくか。各種葉っぱ、とにかく乾燥させないのが鉄則。特にバージニアは乾くと甘みが飛ぶし、オリエントも香りが弱まる。バーレーは乾くと辛味が増してさらに渋くなる。共通して言えるのは適度なしっとり感が大事ってことだな。タッパーかジャーに入れてボヴェダ使うのは同じだ。湿度計で65~70%くらいをキープしよう.

霊夢: 湿度管理はもうバッチリよ!スマホで湿度アラート鳴るようにしようかしら.

魔理沙: お、抜かりないな. 湿度以外には直射日光とか高温にも注意だ. 葉っぱが劣化しちゃうから冷暗所保管が基本だぜ. あと一度に大量に買うと風味が落ちる前に吸いきれないから、適量をこまめに買う方がいい. 葉っぱは鮮度が命…って、まあ熟成を楽しむパイプ葉もあるから一概には言えんが(笑)。

霊夢: なるほどね~。じゃあヴェポライザー本体については?前回ArizerとDynavapが良いって言ってたけど、葉っぱの種類で向き不向きとかあるの?

魔理沙: 基本的には良いヴェポなら何でもOKだが…細かく言うと、例えばバージニアの甘さを存分に引き出すならArizerみたいな長時間じっくり吸えるタイプが向いてる。低温でゆっくり熱すると甘み成分がじわじわ出てくるからな。逆にバーレーでニコチンキックを求めるならDynavapの出番だ。短時間で高温抽出できるから一気にニコチンが取れる。オリエントの香りを楽しむなら…これもArizer系で低~中温でじっくりがいいかな。Dynavapでもできなくはないが、火加減が難しくて高温にしすぎると香りが飛ぶから注意だ.

霊夢: ふむふむ、葉っぱの性質に合わせてヴェポを使い分けるのね。なんだかお茶を淹れる急須を選ぶみたい.

魔理沙: いい例えだ!玉露は低温で…みたいな感じだな。究極的には自分の好みだから、色々試して「あ、この組み合わせ最高!」ってのを見つけるのが醍醐味だぜ.

霊夢: うわー、話聞いてたらほんとワクワクしてきた。最初はフレーバーに惹かれたけど、段々葉っぱそのものの個性にも興味湧いてきちゃった.

魔理沙: いい傾向だな! それぞれの葉にドラマがあるから飽きないぞ~. ヴェポライザーでそれを解き明かしていく探究はまさにディープな大人の嗜みだ.

霊夢: 私も立派なタバコソムリエ目指して頑張る!まずは基本の三種の神器を制覇しなくちゃね。バージニアで甘さにうっとり、バーレーでクラクラ酔いしれ、オリエントで異国にトリップ…なんだか忙しくなりそう!

魔理沙: ふふ、ほどほどにな. ゆっくり自分のペースで楽しむのが一番だぜ. 分からないことがあればまた聞いてくれよな. では霊夢、素晴らしきヴェポライザー煙草ライフへ…レッツゴーだ!

霊夢: レッツゴー!ありがとう魔理沙!これからも色々教えてね~!ではでは、ゆっくりしていってね!

 

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