DaVinci(ダヴィンチ)編
霊夢「お次はDaVinci!レオナルド・ダ・ヴィンチから名前を取ったオシャレなブランドね。」
魔理沙「そうだ。2011年創業のアメリカ・ラスベガス発のメーカーで、創設者はコートニー・スミスさんだ
。『想像力で世界を変える』ってダヴィンチの精神にインスパイアされて社名にしたらしい。名前負けしないような革新的ヴェポを色々作ってるぜ。」
霊夢「導入:DaVinciの特徴って?」
魔理沙「デザインとテクノロジーの融合って感じかな。小型の筐体にハイテクを詰め込んで、“ポータブルヴェポを再発明する”みたいな意気込みがあるブランドだ。実際、クリーンさへのこだわりとか機能満載とかがキーワードだね。」
霊夢「メーカーの歴史:過去のモデルとか知りたいな。」
魔理沙「DaVinciの最初の製品は社名と同じ**“DaVinci”(通称DaVinci Classic)ってやつで2012年前後に出た。小型の黒い箱みたいな形で、デジタル温度表示も付いてて当時としては画期的だったんだ。次に有名なのがAscent(アセント)(2013年頃)で、これは筒型のスタイリッシュなデザインにオールガラスのエアパス**(蒸気経路)を採用した意欲作。映像入力機器みたいな見た目でクールだったよ。ただアセントは一部で「接着剤の匂いが…」なんて素材面の指摘もあって評価が割れたんだ。でもDaVinciはそこで学んで改良を重ね、**2016年に満を持して登場したのが“IQ”**さ
。」
霊夢「IQ!聞いたことある、それこそ有名だよね。」
魔理沙「大当たりだったね。IQはその名の通り“賢い”ヴェポで、精密温度制御はもちろん、スマホアプリ連携、LEDドットマトリクス表示によるクールなインターフェース、そして“フレーバーチャンバー”なんて独自要素も搭載してた。【業界アワードも受賞した傑作】で、DaVinciの地位を不動にしたよ。その後も改良版が続々と出て、**IQ2(2019年)**では世界初のデバイス上での投与量表示機能(どれだけ成分を摂取したか計算できる機能)を付けたり、MIQRO(マイクロ, 2018年)っていうIQを一回り小さくしたミニ版も出した。さらに2021年にはIQCってモデルを出して、こっちはUSB-C充電対応や抗菌ポリマー製のマウスピースなど時流に合わせた改良をしてる。」
霊夢「代表的な機種:やっぱりIQシリーズが目玉なのね。」
魔理沙「その通り。IQ2が現行フラッグシップかな。調整可能なエアフロー(底部のダイヤルで吸い込み抵抗を変えられる)も付いてて、自分好みのカスタムができる。MIQROは超小型で、ポケットにすっぽり収まるから少量で楽しみたい人向け。DaVinciは最近カーボンファイバー外装の限定版とかも出してデザイン性をアピールしてたな。初期のDaVinci ClassicやAscentはもう生産終了だけど、歴史的には重要な機種だ。特にアセントは先進的すぎてトラブルもあったが、それが後のIQシリーズ成功の土台になったと思う。」
霊夢「技術的特徴:DaVinciならではの技術は?」
魔理沙「まず強調したいのは**“Clean First”ポリシーだね。要は蒸気が通る経路には医療グレードの素材しか使わないっていう徹底ぶり
。IQシリーズではハーブ室はセラミック、エアパスやマウスピースには耐熱性のジルコニアセラミックを使ってて、金属臭やプラスチック臭を極力排除してるんだ。これにより純粋な風味が得られるのが売りさ。加熱方式は伝導(コンダクション)だけど、チャンバーの形状や熱分布を工夫して均一に加熱できるようになってる。で、フレーバーチャンバーってのがユニークでね、蒸気の通り道に小さい空洞があって、そこに好きなハーブ(ミントとかオレンジピールとか)を入れると香り付けできる仕組みなんだ。もちろん何も入れなくても蒸気の冷却路として機能する。温度調整はデバイス本体のボタンやアプリで1度刻みでできるし、Smart Pathといって時間経過で温度が自動上昇するモードなんかも用意されてる。バッテリーは取り外し可能**(18650リチウムイオン電池)で、これもポイント高い。長旅でも電池交換すれば使い続けられるしね。」
霊夢「至れり尽くせりだね!市場での評価は?」
魔理沙「総じて高評価だ。特にPAXとの比較はよく語られるんだけど、「味重視ならDaVinci」「デザイン洗練はPAX」なんて言われたりする。実際、IQシリーズの味わいはかなり良いと評判だし、交換式バッテリーやエアフローダイヤルのおかげでユーザーごとのカスタマイズ性が高いのも評価ポイント。2016年の初代IQ発売時には業界アワードを総なめにして、いまだに「ベストポータブルヴェポ」に挙げる人も多いよ。弱点としては、本体が金属ボディで高出力なせいか発熱が結構あることかな。セッション終盤になると手のひらで感じるくらい温かくなる。あと構造上パーツが細かいので掃除に手間がかかる。フレーバーチャンバーとか狭い通路を綿棒で掃除しなきゃいけないから、ズボラな人には向かないかも(笑)。でも、それらを差し引いても機能美と高性能で選ばれてるブランドだね。」
霊夢「良いところ取りだけど手入れも大事、と。」
魔理沙「その通り。愛情を持って手入れすれば長く最高の性能を維持できる。まさに**「名機は手を掛けて育てる」**ってやつさ。」
霊夢「ゴシップや裏話:何か面白い話はある?」
魔理沙「DaVinci絡みだと、昔アセントのときに出た**“グルー問題”**は有名かな。一部ユーザーから「内部に接着剤の匂いがする」と指摘されて、メーカーが対応に追われたことがあったんだ。でもそれを教訓にしてか、IQでは徹底的にクリーン路線を突き詰めてきた。Clean First™イノベーションなんて掲げてるのはその表れだろうね。あと最近の業界ニュースだと、2021年にDaVinciはGreenlaneという大手流通企業に買収されたんだ。約20億円規模のディールだったらしいけど、創業者のコートニーさんは引き続きCEOを務めてブランドを率いている
霊夢「さすが名前に恥じないイノベーション精神。」
魔理沙「うむ。ちなみにDaVinciの公式サイト見ると「世界の想像力を変える」みたいなミッションステートメントが書いてあってちょっとカッコイイぞ。ダ・ヴィンチに肖ってるだけあって、技術と芸術の融合みたいな哲学を感じるね。」
霊夢「まとめ:DaVinciはどんな人におすすめ?」
魔理沙「ハイテク志向の上級者にピッタリだ。ガジェットとしていじり甲斐があるし、見た目もおしゃれだから所有欲も満たされる。PAXじゃ物足りない技術通や味マニアにはIQ2なんか最高だと思う。それからクリーン志向が強いから、健康面や素材に敏感な人にも良いね。ただ手軽さだけ求める人には向かないかも。機能が多いぶん調整項目も多いし、掃除もしっかりやらないと本領発揮できないし。ある意味**「扱い甲斐のある高級機」**だよ。」
霊夢「うん、高級車みたいな感じね。手をかければかけるほど応えてくれる相棒!」
魔理沙「まさにそれ。それに何より、美しいLEDライトで文字が浮かぶ様子なんて芸術的で惚れ惚れするぜ。持ってるだけでちょっと誇らしくなる、そんなヴェポライザーだ。」