シーシャを吸うために必要不可欠なものが炭です。
シーシャ屋さんで普段シーシャを楽しんでいる人だと、店員さんが定期的に炭を交換してくれるのを見たことがあると思います。
それくらいシーシャで美味しい煙を楽しむには炭と炭の温度管理が重要な項目になってきます。
ただし、炭が必要なのはわかりつつも、初めてお店ではなく、自宅でシーシャを楽しもうとしたときには、以下のような疑問が湧いてくるのではないでしょうか?
- 「炭はどれくらい必要なの?」
- 「どんな炭を選べば良いの?」
- 「どんな置き方をすれば良いの?」
- 「どれくらいの頻度で炭を交換すれば良いの?」
今回はそんな疑問に全て回答します。
これから自宅でシーシャを楽しもうとしている人にとっては必見の内容です。
目次
シーシャでの炭はどんな役割をしている?
まずはシーシャにおいての炭の役割を説明します。
結論を言うと、シーシャ用のタバコ葉で、「フレーバー」と呼ばれるものを熱で蒸らすために炭を使用します。
シーシャの仕組みを簡単に説明すると、シーシャ本体の上部にフレーバーを盛り付けた「ボウル」と呼ばれるものを設置します。
そのボウルにアルミホイルを巻き付けて、その上に炭を設置します。
その熱によって、フレーバーに熱が伝わり、蒸気となって煙を楽しめる仕組みです。
炭の量や大きさ、置き方によっても熱の伝わり度合いが大きく変わるので、それに伴なって煙の質感や味も大きく変化します。
炭は、シーシャの味を左右する上で、とても重要な役割をしていると言えます。
炭の種類
炭もさまざまな種類の炭があります。
代表的なものは以下の3種類です。
- ココナッツチャコール
- 木炭
- クイックライトチャコール
基本的にシーシャを美味しく楽しむのであればココナッツチャコール一択です。
それ以外のシーシャだとしっかり味を楽しむことができなかったり、利便性に欠けます。
なぜココナッツチャコールが良いのか?を詳しく理解するためにそれぞれの炭の特性を解説します。
ココナッツチャコール
一般的に「シーシャ用の炭」と言われたらココナッツチャコールのことと思ってもらえれば大丈夫です。
名前の通り、ココナッツを炭にしたものを原材料として使用しています。
天然成分のみを由来していて、炭の匂いがほとんどしません。
そのため、シーシャフレーバーの本来の味や香りを損なうことなく楽しむことができます。
また熱の持ちも非常に良く、50分ほどは燃え続けるので、利便性もとても高いです。
日本で手に入るココナッツチャコールの炭で最も有名なのはKINGCO(キングコ)のシーシャ用炭です。
迷ったらこの炭を買っておけば間違いなしです。
木炭
一般的に炭と聞いてすぐに思い浮かぶのは木炭でしょう。
色々な木を原材料とした炭で、焚き火やバーベキューに使われることが多いです。
この炭の弱点は長時間持たない点です。
早く灰になりやすく、15分ごとに炭を交換しなければいけないので自宅でシーシャをする際には非常に手間です。
また匂いもきつく、壁や服に炭の匂いがついてしまう上に、シーシャ本来の香りや味を楽しむことができなくなってしまいます。
値段は安く、気軽に手に入れることができますが、基本的にはオススメしません。
クイックライトチャコール
クイックライトチャコールは小さいサイズにカットされて、すぐに高温になるように作られた炭です。
ただし、すぐに高温になるように、大量のケミカル素材を使用しています。
シーシャの炭としてクイックライトチャコールを使用してしまうと、大量のケミカル物質が煙と一緒に吸引されてしまうので健康に良くないです。
どんなに安価で気軽に手に入ったとしても、クイックライトチャコールだけは使用しないことをオススメします。
シーシャ用炭の大きさ
シーシャ用の炭は基本的に2種類あります。
- 全辺25mmの立方体型の炭
- 25mm×25mm×15mmの直方体型
どちらかと言うと、25mm×25mm×15mmのほうが日本では一般的です。
炭の置き方や、熱の調整のしやすさも、直方体型のほうが容易に行うことができるので、迷ったらこのタイプを使用することをオススメします。
シーシャ用炭の温め方
炭を温める際は以下の方法が挙げられます。
- キッチンのコンロで温める
- ガスバーナーを使用し、温める
- 電気コンロを使って温める。
どの方法でも問題ありませんが、利便性のことを考えると電気コンロをオススメします。
シーシャ用の炭は電気コンロで温めるのがオススメ
キッチンコンロを使用すると、自分がシーシャを吸う場所と炭を燃やす場所が分離されてしまう可能性が高いです。
また、ガスコンロを使用すると一缶のガスボンベが約600円と積み重なると高価になるためあまりオススメはしていません。
しかし電気コンロの場合、初期購入費用として2,000円前後がかかりますが、その後のランニングコストがかなり安いです。
また、電源さえあれば場所を問わず使用することができるので利便性が高いです。
また、電気コンロの大きな特徴は火を使って熱するのと違って、電気でじわじわと炭を熱することができるため、バチっとした火花が飛ばないです。
安全面、利便性、コストのことを考えてもかなり便利なので自前でシーシャを楽しむ機会がある人は電気コンロは必ず用意をしましょう。
炭を温める時間
シーシャを温める時間は炭の種類によって変わってきますが、基本的には以下の手順になります。
- 面積の広い面(25mmの面)を基準として、片面を7分間温める。
- 7分経過後、裏返して反対の面をもう7分間温める
- 全体が赤く燃えているのが確認できたら完了
全体で約15分ほどを目安に燃やしていくと間違いないでしょう。
シーシャ用の炭を置く個数と置き方
シーシャのときに用意する炭の量は炭の形によって異なります。
立方体の場合
25mm×25mm×25mmの立方体の場合、用意する炭の数は2〜3個です。
3個乗せると、かなり熱の量が強くなり、味は濃くなり煙の量は大きくなりますが、フレーバーが焦げやすくなってしまうので、長時間味を安定させることが難しくなります。
まずは2個乗せてからしばらく楽しみ、足りないと感じたり、もう少し重めの煙が欲しいと感じたら炭を追加するのがオススメです。
直方体の場合
25mm×25mm×15mmの直方体の場合は、3〜4個の炭を用意することをオススメします。
直方体の炭を置く場合場合、面積の広い面と狭い面がありますが、必ず面積が狭い面を底面とする、縦置きにするようにしてください。
面積が広い面を底面として置く横置きは、熱の伝わる量が多くなってしまい、直方体のメリットである熱の調整しやすさが損なわれてしまいますので、必ず縦置きにするようにしましょう。
こちらも立方体の炭同様、いきなり炭を4個置いてしまうと、かなり煙の量が増えて味は濃くなりますが、フレーバーが焦げてしまう可能性が高くなるので、まずは3個置いてから、物足りなさを感じた場合、個数を増やすようにすると間違いがないです。
シーシャを長く楽しむための炭の調整方法
シーシャの味を長く安定して楽しむために、シーシャの灰を定期的に炭受け皿に落とすと良いでしょう。
目安としては20分に一度くらい、炭を持ち上げて炭受け皿に灰を落とすように軽くトン、トンとします。
そうすることで炭は火力を取り戻し、また安定した熱の温度をフレーバーに伝えることができます。
非常に簡単にできるメンテナンスですが、灰を定期的に落とすのと落とさないので全然味の持ちが変わってくるので忘れずに行うようにしましょう。
まとめ
今回はシーシャに使う炭の役割やオススメの種類を紹介しました。
基本的に今回紹介したココナッツチャコールのKINGCOを使用すれば間違いはないです。
また炭の置き方や置く量も今回の記事を参考にしてください。
最後に、炭の保存方法だけ紹介しますが、なるべく湿気を避けるようにしてください。
特に日本の夏は湿気が多いので、常に風通りの良い、ある程度乾燥しているところに置くようにしてください。
炭の種類や置き方一つで味がガラッと変わってしまうのがシーシャの奥が深いところです。
是非今回の記事を参考に、美味しく安全にシーシャを楽しむようにしてください。